
クライストチャーチ植物園
Canterbury
1863年に設立されたクライストチャーチ植物園は、ニュージーランド・クライストチャーチを代表する園芸の名所です。エイボン川とヘグリーパークに隣接し、21ヘクタールの敷地にはニュージーランド固有種や外国の植物の豊富なコレクションがあります。来園者はタウンエンドハウスやウィンターガーデンなどの歴史的温室や、ニュージーランドガーデンやセントラルローズガーデンといったテーマ別エリアを散策できます。イングランドから輸入されたピーコック噴水や、季節ごとに華やかな花壇が彩るアームストロングローンも見どころです。2014年に開館したビジターセンターでは、カンタベリーの植物史を紹介するインタラクティブな展示やカフェ、ギフトショップを利用できます。美しさだけでなく、園芸研究や教育、文化遺産の保存の拠点としても機能しており、初代キュレーターのジョン・アームストロングや南極探検前にここでコンパスを調整した探検家たちなど、豊かな歴史も持ちます。静かな環境、多様な植物コレクション、歴史的要素が融合したクライストチャーチ植物園は、自然愛好家や歴史ファンにとって特別な場所です。
ヒント: 花壇や芝生が満開になる春から夏にかけての訪問がおすすめです。入場は無料で事前チケット購入は不要ですが、特別イベントや季節の見どころは公式サイトで確認すると良いでしょう。ビジターセンターには教育的な展示やカフェがあり、休憩や学びの場として最適です。団体や教育ツアーの場合は割引や特別アクセスがあることもあるため、大人数での訪問予定があれば事前に問い合わせてください。
興味深い事実
- •植物園は1863年にアルバート王子とデンマークのアレクサンドラ王女の結婚を祝ってイングリッシュオークを植えたことが始まりです。
- •1901年に建てられた磁気観測所は、南極探検家のロバート・スコットやアーネスト・シャクルトンが探検前にコンパスの校正に使用しました。
- •イングランドから輸入されたピーコック噴水は1949年から保管されていましたが、1996年に修復され再設置されました。
- •植物園は2014年のエラーズリー国際フラワーショーで園芸展示『Burn after Reading』により最高デザイン賞を受賞しました。
- •アームストロングローンは初代キュレーターのジョン・アームストロングにちなんで名付けられ、ペチュニア、ベゴニア、サルビアなど季節の花壇が特徴です。
歴史
1863年に王室の結婚を記念してイングリッシュオークを植えたことから始まったクライストチャーチ植物園は、重要な節目を経て発展してきました。1882年にアクライマタイゼーションガーデンが一般公開され、1901年には南極探検家が使用した磁気観測所が建設されました。20世紀初頭にはバラ園や温室、ピーコック噴水やバンズメンズ記念ロタンダなどの記念建造物が加わりました。戦後は新たな温室の建設やケイト・シェパード記念散策路の整備が行われ、植物多様性と文化遺産の保存を使命としてコレクションや施設を拡充し続けています。
場所ガイド
ビジターセンター2014
2014年に開館したビジターセンターにはカフェやギフトショップ、カンタベリーの植物と園芸の歴史を紹介するインタラクティブな常設展示があります。また、温室に供給し種の保存を行う約1万種の植物を育成するイレックス苗床も併設しています。
ニュージーランドガーデン1910-1927
1910年から1927年にかけてキュレーターのジェームズ・ヤングによって設立されたこの庭園は、成熟したカヒカテアやブナの木を含むニュージーランド固有種の優れたコレクションを展示しています。園内の短いループトレイルであるニュージーランドアイコンガーデンでは、シルバーファーン、ハラケケ、リム、コトゥクトゥクなどの象徴的な植物を見ることができます。
アームストロングローン1920 (Curator's House)
初代キュレーターのジョン・アームストロングにちなんで名付けられたこの正式な芝生には、ペチュニア、ベゴニア、サルビア、チューリップ、プリムラ、アイスランドポピーなどの季節の花壇が並びます。歴史的なピーコック噴水や、地元の重要な監督者ウィリアム・セフトン・ムーアハウスの像も設置されています。
ピーコック噴水1911 (original installation)
イングランドから輸入され、もともとはマクドゥーガル美術館近くに設置されたこの華麗な噴水は、植物園の歴史的な特徴の一つです。数十年の保管期間を経て1996年に修復され再設置されました。
セントラルローズガーデンEarly 1900s
20世紀初頭に整備されたこの庭園は、多様なバラや観賞用植物を配し、開花期には鮮やかな色彩と香りを楽しめます。
連絡先
電話: 03 941 7590