
ケープクロスアザラシ保護区
Erongo
ケープクロスアザラシ保護区は、ナミビア西部のスケルトンコーストに位置する著名な自然の名所です。世界でも最大級のケープアザラシのコロニーがあり、野生動物観察や生態学的研究の重要な場所となっています。また、1486年にポルトガルの探検家ディオゴ・カオンがこの地に石の十字架(パドラオン)を建て、ポルトガルの領有を宣言した歴史的な意義も持ちます。元の十字架は1893年に撤去され、現在はベルリンのドイツ歴史博物館に展示されていますが、その複製が現地に立てられ、初期のヨーロッパ探検を記念しています。この地域は1960年代初頭から保護区として管理されており、ナミビア政府が運営しています。ケープクロスはまた、ナミビアで主要なアザラシの個体管理(駆除)場所の一つであり、生態系のバランスと魚資源保護を目的としたこの取り組みは議論の的となっています。訪問者は豊かな野生動物と南アフリカの海洋探検の歴史の一端を体験できます。
ヒント: ケープクロスアザラシ保護区を訪れる最適な時期は、アザラシの活動が活発で気候が穏やかな涼しい季節です。チケットが事前購入可能であれば予約をおすすめします。屋外での活動となるため、日焼け止めや水分補給の準備を忘れずに。ガイドツアーに参加すると、アザラシのコロニーや歴史的背景について詳しく学べ、より充実した体験ができます。団体や教育目的の訪問には割引が適用される場合があります。野生動物保護のため、アザラシには適切な距離を保って接することが推奨されます。
興味深い事実
- •ケープクロスは世界最大級のケープアザラシのコロニーの一つを有しています。
- •1486年にディオゴ・カオンが建てた元のポルトガルのパドラオンは1893年に撤去され、現在はベルリンのドイツ歴史博物館に収蔵されています。
- •ケープクロスはナミビアで主要なアザラシ個体管理場所の二箇所のうちの一つで、もう一つはリューデリッツです。
- •ケープクロスでのアザラシ個体管理は議論を呼んでおり、その魚資源への影響について意見が分かれています。
- •複製パドラオンの碑文は、1485年にジョアン2世がディオゴ・カオンに土地の発見と領有を命じたことを記念しています。
歴史
ケープクロスは1486年1月、ポルトガルの航海者ディオゴ・カオンがアフリカ西岸を航行する2度目の航海で初めてこの岬に到達し、ポルトガル王ジョアン2世のために土地の領有を示す石の十字架(パドラオン)を建てたことで歴史的に重要な場所となりました。1893年にドイツ海軍によって元の十字架は撤去されベルリンに持ち去られ、最初は木製の十字架、その後石の複製が設置されました。1960年代初頭に保護区として宣言され、現在はナミビア政府によりケープクロスアザラシ保護区として管理されています。この保護区は世界最大級のケープアザラシのコロニーの保護と、魚資源保護のための規制された個体管理のバランスをとっています。
場所ガイド
アザラシコロニー観察エリア
保護区沿岸に設けられた指定観察スポットで、訪問者は自然のままのケープアザラシの大群を観察でき、野生動物の写真撮影に最適です。
パドラオン複製設置場所1486
1486年にディオゴ・カオンが建てた元のポルトガルのパドラオンの石の複製が二基設置されている場所で、南アフリカにおける初期のヨーロッパ領有の証です。