
チェルニーヒウのトリニティ修道院
Chernihivska oblast
チェルニーヒウのトリニティ修道院は、11世紀頃に創建され、現在の形は17世紀に確立された重要な正教会の宗教施設です。修道院はもともとボルディナ・ホラの聖エリヤ預言者教会として創建されましたが、モンゴルの侵攻後に放棄され荒廃しました。現在の修道院は1649年に司教ラザル・バラノヴィチが地元の貴族の支援を受けて再建しました。主教会である聖三位一体大聖堂は1679年から1695年にかけて、ヴィルノ出身の建築家ヨハン・バプティスト・ザウアーによって設計されました。この大聖堂は7つの洋梨型のドームで有名で、ヘトマン・イワン・マゼパの庇護のもとウクライナ・バロック建築の代表例となっています。修道院は歴史的に詳細な版画で知られる印刷所を有し、1万1千冊以上の蔵書を誇る図書館もありました。1786年に閉鎖され司教館に転用され、その後1962年まで尼僧院として機能しました。1980年代に大規模な修復が行われ、1991年以降は司教区の本拠地となっています。現存する主な建物には聖エリヤ教会、聖三位一体大聖堂、ヴヴェデンスカ食堂教会、鐘楼があります。敷地内には文化人レオニード・イワノヴィチ・グリボフやミハイロ・コツィユブンスキーの墓もあります。
ヒント: 訪問は春から夏にかけての気候の良い時期がおすすめです。事前に開館時間を確認し、ガイドツアーを予約すると建築や歴史の解説が聞けてより充実した見学ができます。学生や高齢者向けの割引チケットもある場合があります。公共交通機関ではトロリーバス№8やバス・マルシュルートカ№27が便利です。
興味深い事実
- •聖三位一体大聖堂は7つの特徴的な洋梨型ドームを持ち、ウクライナ・バロック建築の象徴となっています。
- •修道院には詳細な版画で有名な印刷所があり、1万1千冊を超える蔵書を持つ図書館がありました。当時としては非常に重要なコレクションでした。
- •修道院の敷地内にはウクライナの著名な文化人、レオニード・イワノヴィチ・グリボフとミハイロ・コツィユブンスキーの墓があります。
- •元の聖エリヤ教会は12世紀後半に遡り、現在も敷地内に現存しています。
歴史
元々の聖エリヤ修道院は11世紀にペチェルスクの聖アントニーによって創建されましたが、1239年のモンゴル侵攻後に放棄されました。14世紀にかけて荒廃が進みました。現在のトリニティ修道院は1649年に司教ラザル・バラノヴィチによって設立され、主大聖堂は1695年までに完成しました。1786年に閉鎖され司教の住居に転用されました。ソ連時代に一度廃止されましたが、1942年に尼僧院として復活し、1980年代に修復されました。1991年以降は地域の司教区の本拠地として機能しています。
場所ガイド
聖三位一体大聖堂1679-1695
修道院の主教会で、1679年から1695年にかけてヨハン・バプティスト・ザウアーによって建てられました。7つの洋梨型ドームで知られ、ヘトマン・イワン・マゼパの庇護のもとウクライナ・バロック建築の傑作とされています。
聖エリヤ教会12th century
11世紀の元の修道院から残る希少な建造物で、12世紀後半に遡ります。この小さな教会は地域の初期中世教会建築を代表しています。
ヴヴェデンスカ食堂教会1677-1679
1677年から1679年にかけて建てられた、修道院の食堂兼礼拝所として機能した教会です。
鐘楼1775
1775年に建てられた鐘楼で、修道院のスカイラインにおける目立つ特徴であり、機能的かつ美的役割を果たしました。
連絡先
電話: 098 701 6641