エル・パネシージョ
Pichincha
エル・パネシージョはエクアドルのキト南部と中心部の間に位置する標高3,016メートル、標高差200メートルの目立つ火山性の丘です。先住民にはヤヴィラクと呼ばれ、かつては太陽崇拝の神殿がありましたが、スペインの征服者によって破壊されました。丘の頂上には、1975年にスペインの芸術家アグスティン・デ・ラ・エラン・マトラスによって制作された高さ45メートルのアルミニウム製の「エル・パネシージョの聖母像」がそびえています。この像は7,000個のアルミニウムパーツから組み立てられ、『ヨハネの黙示録』に登場する黙示録の女を表現しており、天使の翼を持ち、地球儀の上に立ち、蛇を踏みつけるという、伝統的なマドンナの象徴を独特に表現しています。この記念碑は18世紀のベルナルド・デ・レガルダによる「キトの聖母」彫刻に着想を得ており、その躍動感あふれる踊るようなポーズはキト芸術学校における重要な芸術的転換を示しています。訪れる人々はキトの息をのむようなパノラマビューを楽しめ、先住民の歴史と植民地時代や現代の芸術表現が融合した文化的かつ宗教的なランドマークとなっています。
ヒント: エル・パネシージョを訪れる最適な時間は日中で、キトのパノラマビューを存分に楽しめます。丘への登り道は歩きやすい靴を履くか、タクシーで丘のふもとまで行くことをおすすめします。チケットや入場券は事前購入が通常不要ですが、現地の状況を確認すると良いでしょう。年間を通じてアクセス可能で、丘の歴史や像の象徴について学べるガイドツアーも利用できます。学生やグループには割引がある場合もあるので、現地で問い合わせてみてください。
興味深い事実
- •エル・パネシージョの名前はスペイン語で「小さなパン」を意味し、丘の形状を反映しています。
- •エル・パネシージョの聖母像は7,000個のアルミニウムパーツで作られ、高さは45メートルです。
- •この像は天使の翼を持つ聖母マリアを描いた世界でも唯一のものです。
- •この記念碑は『ヨハネの黙示録』(12:1–17)に登場する黙示録の女を表しています。
- •この像は1734年のベルナルド・デ・レガルダによる「キトの聖母」彫刻、通称「踊り子」に着想を得ています。
歴史
もともとキトの先住民によりヤヴィラクと呼ばれていたエル・パネシージョは、太陽崇拝の神殿があった聖地で、スペイン征服時に破壊されました。丘の名前はスペイン語で「小さなパン」を意味し、その形状に由来します。1975年に黙示録の女を象徴する「エル・パネシージョの聖母像」が建立され、宗教的意義と芸術的革新を融合した現代的な象徴となりました。この像はアグスティン・デ・ラ・エラン・マトラスが設計し、アニバル・ロペスが技術面を担当し、キトの宗教的・文化的アイデンティティの象徴となっています。
場所ガイド
エル・パネシージョの聖母像1975
黙示録の女を表現した高さ45メートルのアルミニウム製の像で、天使の翼を持つ独特なデザインです。地球儀の上に立ち、蛇を踏みつけて善の勝利を象徴しています。この像は18世紀の「キトの聖母」彫刻に着想を得た現代的解釈で、伝統的なマドンナ像にはない動きと優雅さを表現しています。