
ポトシ造幣局
Potosí
ボリビア国立造幣局は、歴史的にポトシ造幣局として知られ、ボリビアのポトシに位置するランドマーク的な博物館です。16世紀に豊富なセロ・リコ鉱山の銀貨を鋳造するために設立され、スペイン帝国の経済において重要な役割を果たしました。この造幣局は有名なスペインドル銀貨を製造し、植民地時代に世界の主要な国際通貨となりました。現在の博物館は1757年から1770年にかけて建てられた造幣局の2代目建物の跡地にあり、ねじ式プレスなどの高度な貨幣製造技術が導入されました。ポトシの銀貨は世界中で流通し、ヨーロッパ、アメリカ大陸、アジアを結ぶ近代初期の世界貿易を促進しました。博物館は建築遺産、植民地時代の美術、貨幣学のコレクションを保存し、ポトシの経済文化史と銀が世界商取引に与えた影響を訪問者に伝えています。また、造幣局が直面した詐欺事件や技術的変遷などの歴史的課題も紹介しています。国立造幣局はポトシの歴史的富と国際通貨制度への影響を示す証です。
ヒント: 平日に訪れると混雑を避けられ、造幣局の歴史や貨幣製造過程を解説するガイドツアーを楽しめます。特に『博物館の夜』のような劇的なイベント時は事前予約がおすすめです。学生や団体には割引がある場合があります。博物館はオンラインでの360度バーチャルツアーも提供しています。
興味深い事実
- •「ポトシの価値がある」という表現は、ここで鋳造された銀貨の莫大な価値に由来します。
- •1500年から1800年の間、ポトシの銀生産は世界供給の約80%を占めていました。
- •スペインのカルロス3世は造幣局の建設費が高額だったため、純銀で造るべきだと冗談を言ったと伝えられています。
- •造幣局はねじ式プレスを導入するまで200年以上にわたり手打ち貨幣製造技術を使用していました。
- •ポトシの銀貨はマニラ・ガレオンなどの交易路を通じてヨーロッパ、アメリカ大陸、アジアの経済に広く影響を与えました。
歴史
最初の造幣局は1572年にポトシの王宮近くに設立され、建築家ヘロニモ・レトが副王フランシスコ・デ・トレドの提案を受けて建設しました。原始的な技術で200年以上稼働しましたが、1649年の造幣詐欺事件などのスキャンダルや近代化の必要性から、1757年から1770年にかけてプラザ・デル・ガトに新しい造幣局が建設されました。この2代目造幣局は1767年にねじ式プレスを導入し、従来の手打ち貨幣製造法に代わりました。造幣局は1951年まで稼働を続け、19世紀初頭の革命勢力による支配など政治的変動を経験しました。現在はこの豊かな歴史を保存する博物館として機能しています。
場所ガイド
主造幣局建物1757-1770
1757年から1770年にかけて建てられた植民地時代の建物で、バロック建築を特徴とし、貨幣製造の技術革新の場となった造幣局の施設です。
貨幣製造作業場16世紀から19世紀
手打ち貨幣からねじ式プレス、蒸気動力プレスへの技術進化を、当時の工具や機械とともに展示するエリアです。
貨幣学コレクション
ポトシで鋳造された銀貨のデザイン、額面、歴史的背景を示す包括的な展示で、国際貿易における役割を解説しています。
植民地時代美術館植民地時代
ポトシの鉱山生活や銀採掘の経済的影響を描いた植民地時代の絵画や工芸品のコレクションです。
連絡先
電話: 2 6222777