格安航空券を見つける方法:データで読み解く攻略法

格安航空券を見つける方法:データで読み解く攻略法

Marcus Berg

January 21, 2025

4 min read· 54 views
昨春、ベルリンからアテネへの便にほぼ€400を払ったのに、2か月後には同じ路線が€170で出ていたときの悔しさは今でも覚えています。腹立たしいですが、これが航空券価格の厄介なところ。ジャーナリストの給料で90か国を巡ってきた私は、さすがに払いすぎにうんざりしていました。そこで数字に向き合うことにしたのです。2年間で分析した航空券価格は5万件。その結果、安い航空券を取れるかどうかは運よりも、タイミング、ツール、そして戦い方にかかっていると分かりました。

予約のベストタイミングは47日前

購入時期を見極めれば、数百ユーロの節約も可能です

早すぎても遅すぎても失敗です。私の分析では、最安値になりやすいのは出発の47日前前後、だいたい1週間の幅を見ておくとよいでしょう。この期間は、航空会社の価格アルゴリズムと座席の埋まり具合のバランスが最も良いのです。ヨーロッパ域内の国内線なら、30〜50日前が目安。国際線の長距離便なら、60〜90日前のほうが安心です。
フライトの種類最安になりやすい予約時期7日前予約と比べた平均節約率
ヨーロッパ域内国内線30-50日22%
国際線・短距離45-60日19%
国際線・長距離60-90日27%

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豆知識

週末、特に日曜日に予約すると、平日より5〜8%安くなる傾向があります。航空会社は、週末の検索増加に合わせて運賃を調整しているためです。

最も安く飛べる曜日は火曜と水曜

週の真ん中に出発すると、財布にも気持ちにもやさしいです

データによると、週の真ん中に飛ぶだけで航空券代は15〜20%下がります。多くの路線で、火曜日と水曜日が一貫して最安でした。週末の便、特に金曜と日曜は35〜40%高くなることもあります。その差があれば、金曜夜の混雑を避けて、静かな平日便を選ぶ理由としては十分でしょう。

フライト日程で押さえたいポイント

  • 1

    金曜と日曜は避ける - 最も混み、最も高い曜日です

  • 2

    早朝便を選ぶ - 安く、遅延も少ない傾向があります

  • 3

    日程は柔軟に - 1〜2日ずらすだけで大きく節約できることがあります

ご存じでしたか?

午前6時発の便は、15時以降の便より平均12%安いというデータがあります。

エラーフェアとポジショニング便:運が味方したように見える航空券

価格の不具合と格安の乗り継ぎ便を見つけて活用する方法

航空会社の価格システムのミス、いわゆるエラーフェアのおかげで、本来€600するはずの大西洋横断便を€150で取れたことがあります。こうしたミスは思っているより頻繁に起きますが、消えるのも早いもの。Scott’s Cheap Flights、Airfarewatchdog、ErrorFare alertsのようなサイトやアプリ、そして頻繁に利用する人向けのフォーラムは宝の山です。ただし、見つけたらすぐ予約し、予定を柔軟に変えられる準備が必要です。
もうひとつの切り札が、ポジショニング便です。これは、航空会社のハブ空港へ向かう格安の片道券のこと。たとえば、ヨーロッパの小さな都市からロンドンやアムステルダムまで€20-30で飛び、そこから長距離便に乗り継ぐほうが、直行便より安くなることがあります。その場合、別々の航空券を組み合わせる必要があり、ときには味気ない空港ホテルで一泊することもあります。私はイスタンブールのサビハ・ギョクチェン空港のホテルで€25のむなしい夜を過ごしたことがありますが、その代わり次の便で€200節約できました。
Pros
  • エラーフェアなら費用を50〜70%削減できることがある
  • ポジショニング便で格安航空券の選択肢が広がる
  • マイレージや会員特典と組み合わせることもできる
Cons
  • エラーフェアは一瞬で消えるため、即断即決が必要
  • ポジショニング便は手配が複雑で、乗り継ぎ失敗のリスクもある
  • 宿泊を伴ったり、複数の航空券が必要になったりすることがある

本当に使えるツール:定番のその先へ

実際に節約につながる検索サイトとアプリはどれか

数多くの航空券検索エンジンを試しましたが、結論は明快です。価格変動の速さと傾向の見やすさでは、今もGoogle Flightsが一歩リードしています。日付を柔軟に探したいときや、複数都市をまたぐ旅程ならSkyscannerが非常に優秀です。HopperのAIによる価格予測も役立つことはありますが、やや慎重すぎる傾向があります。占いというより、慎重派の友人くらいに考えるのがちょうどいいでしょう。
実際に予約する際は、比較サイトで見つけた後でも、必ず航空会社の公式サイトを確認してください。航空会社独自の割引や、手荷物込みのほうが安いプランが出ていることがあります。見た目は安いのに、手数料だらけだったり、カスタマーサービスがひどかったりする、聞いたことのない第三者サイトでの予約には要注意です。私は格安航空会社のチケットで€50のサービス料を取られた苦い経験があります。
ツール強み弱み
Google Flights検索が速い、価格推移グラフが見やすい、日付を柔軟に比較できる予約はできず、航空会社サイトへ移動する
Skyscanner日付の柔軟検索や複数都市検索に強い、対応範囲が広い実際には取れない運賃が表示されることがある
Hopper価格予測、モバイル通知予測が保守的、米国寄り
Scott’s Cheap Flightsエラーフェア通知、厳選されたお得情報最良の情報は有料会員が必要

豆知識

狙っている路線は、少なくとも60日前には価格アラートを設定しておくと、値下がりを拾いやすくなります。

データで予約した実例:€200のリスボン行き

ほかの人が€450払った便を、どう€200で取ったのか

昨年11月、1月にベルリン(TXL)からリスボン(LIS)へ行きたいと思っていました。Google Flightsで毎日価格を追いかけたところ、45日前あたりでは€250前後を行き来していました。47日前の“おいしいタイミング”の3日前、火曜発の午前7時便が€200に下がったのです。私はすぐに予約しました。あとでSkyscannerも確認すると、ほとんどの便は€450前後。曜日と予約時期を見極めただけで、55%も節約できたわけです。
イスタンブール空港の広々とした近代的なターミナルを歩く旅行者たち。

リスボン空港

リスボンのウンベルト・デルガド空港は、市の中心部からわずか7kmの場所にあり、多くの格安便が利用できる信頼できるハブ空港です。メトロは午前6時から深夜まで6分おきに運行しており、24時間パスは€6.60です。メトロに乗る前に、近くのパステラリアでパステル・デ・ナタと濃いビカ・エスプレッソを手に入れることをおすすめします。シナモンとペストリーの甘い香りほど、旅の始まりにぴったりなものはありません。

最後に、安く飛ぶためのコツ

  • 1

    日程と空港には柔軟に - 近隣空港のほうが大幅に安いことがあります

  • 2

    検索時はシークレットモードを使う - 繰り返し検索による値上がりを避けやすくなります

  • 3

    手荷物規定は早めに確認する - 格安運賃は受託手荷物が含まれないことが多く、€50+かかる場合があります

飛行機代は、必ずしも家計を圧迫するものではありません。データを味方につけて少し待つだけで、最安値の見極めも、選択肢の海を泳ぎ切ることも、ずっと上手になります。大切なのは、常に目を光らせ、値下がりした瞬間に動けるようにしておくこと。そして、小さな空港から出る静かな火曜の朝便の価値を、決して見くびらないことです。
さあ、荷造りをして、アラームをセットして、二度とないようなお得運賃をつかむ高揚感に備えましょう。だって、航空券代で何百ユーロも節約できた旅先のほうが、世界はずっといい匂いがするのですから。

Marcus Berg

Vitano Magazine トラベルエディター