ドナウ川を自転車でたどる:ウィーンからブダペストへ、二輪でめぐる旅
Tom Eriksson
May 22, 2025
1日目:ウィーンからクレムスへ
市内の見どころと川沿いの道から始まる、やさしいスタート

クレムス旧市街
クレムスの歴史的中心地は、狭い路地と色とりどりのファサードが迷路のように広がっています。子どもたちは広場で鳩を追いかけて楽しみ、大人は屋外テラスの一つでグリューナー・ヴェルトリーナーの一杯を味わいながらくつろげます。
ウィーンでの自転車レンタル
家族連れなら、「Citybike Wien」(https://www.citybikewien.at/)をチェックしてみてください。e-bikeや子ども用トレーラーを借りられます。e-bikeの1日料金は約€25、トレーラーは1日あたりさらに€15ほど。受け取り場所はシュヴェーデンプラッツ駅で、公共交通機関でも行きやすいです。
2日目:クレムスからメルクへ、ヴァッハウ渓谷を抜けて
蛇行する川、ブドウ畑の眺め、そして城の風景

デュルンシュタイン城跡
子どもたちはドナウ川の高台にそびえるデュルンシュタイン城の遺跡探検が大好き。見渡す限りの景色と、石壁を吹き抜ける風の音が楽しめます。
子ども連れでヴァッハウを走るときの大切なポイント
- 1
1. こまめに休憩を入れる - 景色に気を取られますが、子どもには5〜8kmごとの休憩が必要です。
- 2
2. おやつを持っていく - 地元の市場ではアンズや焼き菓子が手に入りますが、念のため自分でも用意しておくと安心です。
- 3
3. 見学時間を調整する - 修道院ツアーは、学校団体を避けられる午前遅めの時間帯がおすすめです。
3日目:メルクからブラチスラヴァへ - あまり知られていないスロヴァキアの寄り道
国境越え、新しい言葉、そして静かな道
ご存じでしたか?
スロヴァキア側のドナウ自転車道を走るユーロヴェロ6の利用者は全体の約10%ほど。ハンガリー側よりも静かで、家族連れにはうれしい穴場です。
国境越えのコツ
スロヴァキアとオーストリアはどちらもシェンゲン圏内なので、国境でパスポートチェックはありません。それでも、身分証はすぐ出せるようにしておくと安心です。自転車道の案内はよく整っていますが、スロヴァキア語の標識は子どもには分かりにくいかもしれません。GPSアプリを使い、簡単な地図を事前に印刷しておくと便利です。
4日目:ブラチスラヴァからブダペストへ
ハンガリーの風景を抜ける最後の区間

ブダペスト、鎖橋
鎖橋を自転車で渡るのは見どころの一つ。路面電車に注意しながら、揺れるドナウ川の水面や歴史ある街並みの景色を楽しみましょう。
| 区間 | 距離(km) | 地形 | 子ども連れにおすすめの1日あたりの走行距離 |
|---|---|---|---|
| Vienna to Krems | 30 | 平坦な舗装路 | 30 km |
| Krems to Melk | 40 | 起伏のある丘陵とブドウ畑 | 休憩を入れて20〜25 km |
| Melk to Bratislava (Slovak detour) | 35 | 静かで平坦な自転車道 | 30〜35 km |
| Bratislava to Győr | 120 (split over 2 days) | 平坦な田園地帯 | 1日60 km |
| Győr to Budapest | 80 | 市街地へのアプローチ、交通量やや多め | 40 km |
Pros
- 交通量が少なく、家族で走りやすい自転車道が多い
- 文化と食の魅力が豊か
- ペンションからキャンプまで宿泊の選択肢が柔軟
Cons
- 天候が変わりやすく、特に春と秋はにわか雨に注意
- 距離が長い区間では、小さな子どもに合わせたペース配分が必要
- スロヴァキアやハンガリーの観光地以外では言葉の壁がある
ドナウ川沿いの家族サイクリングに向けた持ち物と準備
- 1
1. 雨具を持っていく - 春のにわか雨は侮れません。軽量の防水ウェアならかさばりません。
- 2
2. 自転車用トレーラーかチャイルドシートを使う - 子どもはすぐ疲れるので、走りながら昼寝できるトレーラーが便利です。
- 3
3. 宿は事前に予約する - 夏は町がすぐ埋まります。家族向けの部屋やアパートメントを探しましょう。
- 4
4. オフライン地図をダウンロードしておく - 区間によっては携帯電波が不安定です。
- 5
5. 食事の計画を立てておく - すべての村に家族向けレストランがあるわけではありません。おやつを多めに持っていくと安心です。
Tom Eriksson
Vitano Magazine トラベルエディター




