
バチカン庭園
Holy See (Vatican City State)
バチカン庭園は、バチカン市国の領土の約半分を占める、私的な都市公園、ルネサンスおよびバロック様式の造園、宗教的象徴が独特に融合した場所です。もともとは中世に果樹園やブドウ畑として設けられ、13世紀末にニコラウス3世によって囲いが設けられました。16世紀初頭にはユリウス2世のもとでドナート・ブラマンテが正式な中庭やイタリア石松とレバノン杉に囲まれた迷路を設計し、大幅な再設計が行われました。庭園には多様な噴水や彫刻、中世の要塞、ルルドの聖母に捧げられた人工の洞窟があります。また、世界中で崇敬されるマリア像も祀られており、その精神的な重要性を反映しています。2014年以降はガイド付きツアーで一般公開され、訪問者はその静かな美しさと歴史的意義を体験できます。近年の保全活動では、オーガニックな芝生管理や無毒の石材処理など、環境に配慮した修復方法に注力しています。庭園内にはバチカン放送局や総督宮殿、庭園の守護聖人であるリジューの聖テレーズに捧げられた礼拝堂もあります。
ヒント: バチカン庭園を十分に楽しむには、個人での訪問は公式ガイドの同行が必要なため、事前にガイドツアーの予約をおすすめします。訪問に適した時期は春や初秋で、花が満開で気候も穏やかです。歩きやすい靴を履き、バチカン美術館との共通チケット利用も便利です。団体、シニア、学生向けの割引がある場合もあります。写真撮影は通常許可されていますが、最新の規則を確認してください。混雑を避けるため早めの到着が望ましく、この神聖な緑のオアシスで静かな時間を過ごせます。
興味深い事実
- •バチカン庭園は約23ヘクタールに及び、バチカン市国の領土の約半分を占めています。
- •庭園には9世紀にさかのぼる中世の要塞や建物が含まれています。
- •庭園で育てられたレバノン杉から彫られた聖母マリア像はロレートの大聖堂で崇敬されています。
- •2017年からはオレガノやタイムなどの植物を用いた環境に優しい有機芝生管理に移行しています。
- •庭園の最高地点は海抜60メートルで、公園内に多様な地形が広がっています。
歴史
バチカン庭園の起源は中世にさかのぼり、教皇宮殿を囲む果樹園やブドウ畑でした。1279年にニコラウス3世が壁で囲み、正式な庭園を設けました。ルネサンス期にはユリウス2世のもとドナート・ブラマンテによる大規模な再設計が行われ、三つの中庭と正式な迷路が導入されました。数世紀にわたり庭園は宗教的記念碑や近代的な建物を含むよう進化しました。1927年にリジューの聖テレーズが庭園の守護聖人に任命され、彼女に捧げた礼拝堂が建てられました。2014年には一般公開が始まり、アクセスと保全における重要な節目となりました。
場所ガイド
コルティリ・デル・ベルヴェデーレearly 16th century
ドナート・ブラマンテによるルネサンス様式の中庭で、正式な造園が施され、庭園やバチカン美術館の各部分をつなぐ役割を果たしています。
迷路early 16th century
イタリア石松とレバノン杉に囲まれたボックスウッドの生け垣で作られた大きな長方形の正式な迷路で、精神的な旅と瞑想を象徴しています。
リジューの聖テレーズ礼拝堂1927
1927年にレオニーネの城壁近くに建てられた小さな礼拝堂で、庭園の公式守護聖人であり「聖なる守り手」である聖テレーズに捧げられています。
ルルドの聖母の人工洞窟
フランスのルルドでのマリアの出現に触発され、祈りと瞑想の場として庭園内に造られた信仰の洞窟です。
連絡先
電話: 06 6988 4676