
陽明山国家公園
Northern Taiwan Region
陽明山国家公園は台北市と新北市の一部にまたがり、台湾の9つの国立公園の一つです。尾根、谷、湖、滝、盆地など多様な地形が広がり、標高は200メートルから1,120メートルに及びます。公園内には台湾で最も高い休火山である七星山や、小油坑の噴気孔や硫黄鉱床などの火山活動の名残があります。独特の酸性土壌と微気候が台湾桜やイタヤカエデ、固有の水生シダである台湾イソテスなど豊かな植物を育んでいます。1300種以上の植物、168種のチョウ、122種の鳥類が生息し、半野生の牛も見られます。陽明山は桜の名所と温泉でも有名で、自然愛好家やハイカーに人気です。2020年には世界初のアーバンクワイエットパークに認定され、その静かな環境が評価されました。火山地質と文化的意義を併せ持つ、台北近郊のユニークな自然・レクリエーションスポットです。
ヒント: 陽明山国家公園の訪問に最適な時期は、春の桜の季節と夏のチョウ観察の時期です。ハイカーは変わりやすい天候と酸性土壌に備えてください。公園入場券や温泉の割引は高齢者や学生向けにあることが多く、ピークシーズンは事前購入がおすすめです。陽明山バスステーションなど公共交通機関を利用すると便利です。平日や早朝の訪問は混雑を避け、静かな体験が楽しめます。
興味深い事実
- •陽明山国家公園は2020年に世界初のアーバンクワイエットパークに認定されました。
- •公園内には標高1,120メートルの台湾で最も高い休火山、七星山があります。
- •小油坑には噴気孔、硫黄結晶、火山活動後の温泉が見られます。
- •公園内には台湾固有の水生シダ、台湾イソテスが孟幻池で見られます。
- •半野生の牛が公園内を自由に歩き回り、訪問者に人気の見どころとなっています。
- •公園内には1,360種以上の維管束植物と168種のチョウが記録されています。
歴史
もともとは硫黄鉱床を守るために頻繁に火が放たれていたことから、清朝時代には草山と呼ばれていました。1950年に明代の学者王陽明にちなんで陽明山と改名されました。公園の起源は1937年に日本統治下で設立された台湾初の国立公園、大屯国立公園に遡ります。1962年に陽明山国家公園の計画が始まり、火山群や景勝地を含むエリアとして整備されました。時を経て火山地形、生物多様性、文化遺産が評価され、2020年に世界初のアーバンクワイエットパークとして認定されました。
場所ガイド
小油坑
噴気孔、硫黄結晶、温泉、地滑り地形が特徴の火山活動後の地質エリア。最高峰の七星山登山の出発点となっています。
七星山
標高1,120メートルで台湾最高の休火山。パノラマの景色と多様な登山ルートが楽しめます。
孟幻池
台湾固有の水生シダ、台湾イソテスが生息することで知られる景勝地の池。
連絡先
電話: 02 2861 6341