
マデイラ植物園
Região Autónoma da Madeira
マデイラ植物園(正式名称:Jardim Botânico da Madeira - Eng.º Rui Vieira)は、ポルトガルのマデイラ島フンシャル市近郊に位置する著名な植物園です。約8ヘクタールの敷地のうち約5ヘクタールが造園された庭園で、世界各地の多様な生態系から約3,000種の植物を展示しており、その中にはマデイラ地域固有の約200種も含まれています。園内は固有種、樹木園、多肉植物、演出された庭園、トピアリー、農工業植物、芳香・薬用植物、ヤシ類、ソテツ類などのテーマごとに区分されています。一般公開の場であると同時に、マカロネシアの植物、特にマデイラ諸島の生物多様性を研究するセンターとしても機能しています。また、標本室と種子バンクを備え、植物の保全や分類学に重要な役割を果たしています。1960年に技師ルイ・ヴィエイラによって創設され、2009年に彼の名を冠しました。創設当初の10ヘクタールから隣接地を取得して現在の規模に拡大しました。標高150~300メートルの高台に位置し、訪問者はフンシャルの景観を楽しみながら豊かな植物体験ができます。
ヒント: マデイラ植物園を訪れるのに最適な時期は春から初夏で、多くの植物が花を咲かせます。ピークシーズンにはチケットを事前購入することをおすすめします。園内には多言語の案内表示があり、ガイドツアーも利用可能な場合があります。学生、シニア、団体には割引が適用されることがあります。フンシャル市中心部から約3kmで、公共交通機関やタクシーでアクセス可能です。
興味深い事実
- •園内には世界中の大陸から集められた3,000種以上の植物があり、そのうち約200種はマデイラ固有の種です。
- •トピアリー、多肉植物、芳香・薬用植物、樹木園など専門的なコレクションがあります。
- •標本室は乾燥・圧縮された植物標本の動的なコレクションで、分類学研究に役立っています。
- •種子バンクは国際的に認められた技術を用いて種子の長期保存を行い、植物遺伝資源の外部保全を担っています。
- •2000年から2009年の間に280万人以上が訪れ、年間平均で約34万5千人の来園者がありました。
歴史
マデイラに植物園を設立する構想は17世紀に遡り、最初の正式な提案は1798年に記録されています。19世紀を通じて複数の植物学者や博物学者が、マデイラの独特な気候と豊かな植物相を理由に植物園の必要性を訴えました。実際の植物園は1960年4月30日に技師ルイ・ヴィエイラによって開園しました。当初は約10ヘクタールの規模でしたが、その後約80ヘクタールに拡大しました。2009年には初代園長の功績を称えて正式に彼の名が付けられました。現在はマデイラ地域政府が管理し、森林・自然保護研究所の一部として運営されています。
場所ガイド
固有種コレクション
このセクションでは、マデイラ地域に固有で独特な約200種の植物を展示し、島の植物遺産と生物多様性を紹介しています。
樹木園
世界各地の樹木を厳選して集めたコレクションで、訪問者は多様な樹木種を造園された環境で観察できます。
トピアリー庭園
芸術的に剪定された植物や低木が装飾的な形に整えられ、園芸の技術とデザインを示しています。
多肉植物コレクション
乾燥地帯に適応した多肉植物の専門エリアで、多様な形状と質感の種が展示されています。
標本室
乾燥・圧縮された植物標本の動的なコレクションで、分類学的同定、命名、分類、生態学的研究に利用されています。
種子バンク
種子を湿度と温度を管理した環境で保存し、長期間にわたり種子の生存能力を維持する施設です。
連絡先
電話: 291 211 200