ナザレの聖母の聖域

ナザレの聖母の聖域

Leiria

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ナザレを見下ろす丘の上に位置するナザレの聖母の聖域は、聖母マリアにまつわる奇跡を記念する重要なマリア信仰の聖地です。14世紀にフェルナンド王によって創建され、元々の小さな礼拝堂エルミダ・ダ・メモリアから拡張され、多くの信者を収容できるようになりました。聖域には711年にメリーダから持ち込まれた木製の黒いマドンナ像が安置されており、宗教的な重要性の中心となっています。建築的には、ラテン十字形の平面に単一の身廊を持ち、大理石とソロモン柱で飾られた華麗なバロック様式の祭壇、そして木製の彩色天井が特徴です。内部はウィレム・ファン・デル・クルートによる数千枚のオランダ製アズレージョ(タイル)で飾られ、ヨセフ、ダビデ、ヨナの聖書の場面が描かれています。正面には二つの四角い鐘楼と半円形の階段があり、入口へと続いています。毎年9月8日には活気あるロマリア(宗教祭)が開催され、巡礼者や観光客が行列、民族舞踊、伝統的な闘牛を楽しみに訪れます。この聖域は中世の起源と後のバロックやオランダの芸術的影響が融合した、重要な巡礼地かつ文化的ランドマークとして今も存在しています。

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ヒント: 混雑を避けて静かな雰囲気を楽しむなら、早朝か夕方の訪問がおすすめです。9月8日の年次宗教祭は独特の文化体験ですが、多くの人出が予想されます。ミサに参加したい場合は時間を事前に確認すると良いでしょう。入場券は通常不要ですが、寄付は歓迎されます。丘の上までの登りには歩きやすい靴を履き、近くの展望台からナザレと大西洋のパノラマビューを楽しんでください。

興味深い事実

  • 聖域には711年にメリーダから持ち込まれた黒いマドンナ像が安置されており、ポルトガルで最も古いマリア像の一つです。
  • 1182年にドン・フアス・ロウピーニョが奇跡的に救われた出来事が聖域の創建のきっかけとなり、礼拝堂近くの岩には蹄鉄の跡が刻まれています。
  • 翼廊を飾るオランダ製アズレージョは1709年にウィレム・ファン・デル・クルートによって制作され、6,500枚以上のタイルに聖書の場面が描かれています。
  • 聖域の建築は中世、バロック、オランダの影響が融合しており、王室の後援と芸術の進化を反映しています。
  • 毎年9月8日のロマリアは数千人の巡礼者を集め、伝統的な闘牛や民族舞踊が行われる大規模な祭りです。

歴史

1182

この聖域の起源は1182年の奇跡に遡ります。ドン・フアス・ロウピーニョが致命的な落下から救われたことをきっかけに、711年に持ち込まれた黒いマドンナ像を祀る洞窟の上にエルミダ・ダ・メモリア礼拝堂が建てられました。1377年にはフェルナンド1世王が巡礼者のために現在の聖域を創建しました。何世紀にもわたり教会は拡張と改修を重ね、マヌエル1世王やフェリペ2世王の重要な支援を受けました。17世紀と18世紀にはバロック様式の要素、オランダ製アズレージョのパネル、双子の鐘楼が加えられ、現在の姿に至っています。1978年からは公共の利益に資する建造物として指定されています。

場所ガイド

1
エルミダ・ダ・メモリア礼拝堂12世紀

黒いマドンナ像が安置された洞窟の近くに建てられた元々の小さな礼拝堂で、ドン・フアス・ロウピーニョの奇跡的な救出の場所を示しています。

2
主聖域教会14世紀(創建)、19世紀まで大規模改修あり

14世紀に創建された大きな教会で、ラテン十字形の平面に単一の身廊、ソロモン柱を備えたバロック様式の祭壇、木製の彩色天井が特徴です。

3
翼廊のオランダ製アズレージョ1709
Willem van der Kloet

1709年にオランダの陶芸家ウィレム・ファン・デル・クルートによって制作された6,500枚以上の青と白のタイルで、ヨセフ、ダビデ、ヨナの聖書の場面を描いています。

4
聖具室の回廊1714
António de Oliveira Bernardes and Manuel Borges

ポルトガルの名匠アントニオ・デ・オリベイラ・ベルナルデスとマヌエル・ボルゲスによる青と白のタイルで装飾され、マリアの象徴や聖書の場面が描かれています。