
ラダー・ベイ
Saba
ラダー・ベイはカリブ海のサバ島の風下側、西海岸にある自然の停泊地です。歴史的には1970年代にフォート・ベイに桟橋が建設されるまで、島の主要な港の一つとして機能していました。この湾は「ザ・ラダー」として知られる階段で有名で、現在約479段の階段が岩に刻まれており、湾と首都ザ・ボトムを結んでいます。この階段は、現代のインフラが整う前に、ピアノのような大型の荷物を含む貨物や人々の輸送に欠かせないものでした。湾の上には1930年代に建てられた廃墟となった税関の建物があり、歴史的な価値を加えています。ラダー・ベイは多様な海洋生物や、ポリテス・ポイントやバビロンなどの複数のダイビングスポットでも知られており、鮮やかなサンゴ礁や豊富な海の生き物が見られます。周囲の乾燥林のトレイルでは、マホガニーやシナモンの原生樹を見ることができ、自然の美しさ、文化遺産、レクリエーションの機会が融合したユニークな場所です。
ヒント: ラダー・ベイを訪れるなら、快適なハイキングとダイビングが楽しめる乾季がおすすめです。ラダーの階段を上下するのは体力を要するため、しっかりとした履物を着用してください。往復で約1時間かかります。ダイビングの計画は事前に立て、サンゴ礁保護のため係留ブイを利用しましょう。湾の上の税関の建物は歴史的な見学スポットとして訪れることができます。大雨やハリケーンシーズンはトレイルの損傷リスクがあるため避けてください。
興味深い事実
- •ザ・ラダーは火山岩に刻まれた479段の階段で、再建前は約800段ありました。
- •かつてピアノのような大型の物もザ・ラダーを使って運ばれていました。
- •ラダー・ベイの上にある税関の建物は1930年代のもので、現在も残っています。
- •ラダー・ベイにはポリテスやウミウチワなど独特のサンゴが見られる人気のダイビングスポットが複数あります。
- •サバ島の活火山の影響で、ダイバーは水中で暖かく硫黄色の砂を感じることができます。
- •湾内にはネムリブカ、アオウミガメ、多様なサンゴ種など多彩な海洋生物が生息しています。
歴史
ラダー・ベイは17世紀中頃から1970年代までサバ島の重要な出入り口でした。初期のヨーロッパ人入植者はこの湾を使って物資を陸揚げし、手彫りの階段「ザ・ラダー」を使って運び上げました。1930年代には現在のコンクリート製の階段と税関の建物が建設され、その役割が正式に確立されました。1970年代にフォート・ベイに桟橋が建設されると、海上活動はラダー・ベイから移りました。2017年のハリケーン・マリアでラダーの下部の階段が損傷しましたが、現在も文化的なランドマークであり人気のハイキングコースです。
場所ガイド
ザ・ラダー階段1930s
ラダー・ベイとザ・ボトムを結ぶ火山岩に刻まれた歴史的な階段です。現在は479段のコンクリートと岩の階段で、桟橋が建設される前は物資や人の輸送に不可欠でした。
税関の建物1930s
1930年代に建てられた廃墟となった税関の建物で、ラダー・ベイの崖の上に位置します。ザ・ラダーを通じて到着する物資や旅行者の検問所として機能していました。
ポリテス・ポイント・ダイブサイト
豊富なポリテスサンゴ種、特にマスタードヒルやブランチングフィンガーコーラルが見られる人気のスキューバダイビングスポットです。
バビロン・ダイブサイト
バビロンの空中庭園を思わせる劇的な水中のオーバーハングが特徴のダイブサイトで、ウミウチワやサメ、カメ、ウナギの目撃例があります。
ミドル・アイランド・トレイル
ラダー・ベイ近くの遺産ハイキングトレイルで、開放型貯水槽の遺跡、石造りの農場の壁、洞窟があり、ウェルズ・ベイとラダー・ベイの眺望が楽しめます。