サン・ジョアン・バプティスタ砦
Cabo Delgado
モザンビークのカボ・デルガド州イボ島に位置するサン・ジョアン・バプティスタ砦は、ポルトガル植民地時代の軍事建築の卓越した例です。アントニオ・ジョゼ・テイシェイラ・ティグレの設計によるこの星形多角形の砦は、特にマダガスカルのサカラバ族からの海賊襲撃に対抗するため、1789年から1795年にかけて建設されました。最大300人の兵士を収容し、15門の大砲を備え、その戦略的重要性を示しています。1795年には礼拝堂が追加され、砦に宗教的な側面が加わりました。1962年に歴史的記念物として認定され、その直後に修復が行われました。モザンビークのエスタド・ノヴォ政権時代には刑務所としても使用され、2019年のハリケーン・ケネスの被災者の避難所としても機能しました。モザンビークで二番目に大きい砦であり、モザンビーク島のサン・セバスティアン砦に次ぎ、イボ島のサン・ジョゼ砦とサント・アントニオ砦とともに三つの砦の一つです。
ヒント: 訪問者は乾季に砦を訪れることを検討すると、アクセスや天候の面でより良い体験ができます。現地では、砦内にある海事博物館などのガイドツアーや展示を確認すると、より充実した見学が可能です。入場料やチケットの取り扱い、学生や団体向けの割引については現地で問い合わせることをおすすめします。砦は遠隔地にあり訪問者向けの施設が限られているため、事前の計画が重要です。
興味深い事実
- •この砦は星形多角形という、モザンビークでは珍しい建築様式で設計されています。
- •15門の大砲を備え、300人の兵士を収容可能で、その軍事的重要性を示しています。
- •マダガスカルのサカラバ族による海賊襲撃に対抗する上で重要な役割を果たしました。
- •1962年に歴史的記念物に分類され、翌年に修復されました。
- •エスタド・ノヴォ政権時代には刑務所として使用されました。
- •2019年にはハリケーン・ケネスの被災者の避難所となりました。
- •モザンビーク島のサン・セバスティアン砦に次ぐ、モザンビークで二番目に大きい砦とされています。
歴史
サン・ジョアン・バプティスタ砦は、ポルトガル帝国のもと1789年から1795年にかけてアントニオ・ジョゼ・テイシェイラ・ティグレの設計で建設されました。マダガスカルのサカラバ族による海賊の侵入からイボ島を守るためのものでした。1795年に砦の複合施設に礼拝堂が追加されました。1962年に歴史的記念物に指定され、1963年に修復が行われました。モザンビークのエスタド・ノヴォ政権時代には刑務所として利用され、2019年にはハリケーン・ケネスの被災者の避難所となりました。
場所ガイド
中央中庭1795
砦の中央にある開けたスペースで、兵士たちが集まり訓練を行っていた場所です。現在は訪問者が砦の構造を探検する際の重要なエリアとなっています。
大砲の配置場所1789-1795
星形の壁に沿って戦略的に配置された大砲の設置場所で、もともと15門の大砲が装備され、海賊の襲撃に備えていました。
海事博物館
砦内にある博物館で、イボ島および周辺地域の海事史や関連する遺物を展示しています。