北海道開拓の村
Hokkaido Region
北海道開拓の村は、札幌の野幌森林公園内に位置するユニークな野外博物館です。1983年に開設され、明治から昭和にかけての北海道の開拓期を代表する52棟の建物を移築・復元して保存・展示しています。博物館は町、漁村、農村、山村の4つのゾーンに分かれており、それぞれ地域の生活様式を反映しています。旧庁舎や住宅、学校、商業施設など文化的価値の高い歴史的建築を実際に見学できます。夏季には珍しい762mm狭軌の馬車鉄道が運行し、冬季は馬そりに替わり、懐かしい交通手段を体験できます。季節ごとのイベントや伝統工芸の実演も行われ、ボランティアの支援により北海道の豊かな文化遺産を伝えています。教育的資源であると同時に、日本の北の開拓史を生き生きと伝える施設です。
ヒント: 暖かい季節に訪れて馬車鉄道を楽しみ、冬は週末に馬そり乗車を体験しましょう。年間パスポート購入で飲食割引もあります。特別イベントは事前予約がおすすめです。新札幌バスターミナルからJR北海道バスでアクセス可能。ボランティアによるガイドツアーや工芸実演もあり、訪問者の体験を充実させています。
興味深い事実
- •当博物館には日本でも珍しい762mm狭軌の馬車鉄道があり、数少ない貴重な存在です。
- •1873年建造の旧開拓使札幌本庁舎など、重要文化財に指定された建物が移築されています。
- •冬季は豪雪のため馬車鉄道の代わりに馬そりが運行され、伝統的な交通手段が保存されています。
- •季節ごとに伝統的な遊びや工芸、独特の地元風習を取り入れたクリスマス祭などのイベントが開催されます。
- •旧山本理髪店は1986年まで村内で営業し、2013年に日本初の「理髪遺産」指定を受けました。
歴史
1967年の北海道開拓100年記念事業の一環として構想され、開拓期の建物保存を目的に開発されました。1972年に基本計画が確定し、1977年に建設開始、1983年に開館しました。以来、明治から昭和にかけての52棟の建物を移築・復元し拡充。2007年には博物館相当施設に指定されました。財政や維持管理の課題はあるものの、北海道の開拓遺産を保存する重要な文化施設として機能しています。
場所ガイド
町ゾーン
旧庁舎や著名な開拓者の住宅、学校、商業施設など31棟の建物で構成され、北海道初期の都市生活を紹介しています。
漁村ゾーン
沿岸地域の4棟の建物で構成され、北海道の海洋移住者の漁業文化や生活様式を示しています。
農村ゾーン
農家や穀倉、養蚕や畜産に関連する施設など14棟の建物で農村の生活を描いています。
山村ゾーン
炭焼き窯や森林鉄道の機関庫など、北海道の森林山間部の生活を表す3棟の建物で構成されています。
馬車鉄道1982
夏季に馬車が運行する762mm狭軌の鉄道で、冬季は馬そりに替わり、村内で歴史的な交通体験を提供します。
連絡先
電話: 011-898-2692