
パドヴァ植物園
Veneto
パドヴァ植物園は、1545年にヴェネツィア共和国によって設立され、世界で最も古い学術的植物園として、創設当初の場所に今も存在しています。約22,000平方メートルの敷地を持ち、当初は薬用植物を栽培し、大学の学生が本物の薬草と危険な偽物を見分ける手助けをすることで医療ミスを防ぐ目的で作られました。その設計はダニエーレ・バルバロに帰され、円の中に正方形を描き、方角に沿った道で区切るという独特のレイアウトで、ルネサンスの理想と中世の囲い庭園の要素を反映しています。数世紀にわたり、世界各地の交易相手からの珍しい植物を収集し、植物学の研究と教育の中心地となりました。園は貴重な標本を盗難から守るために円形の壁で囲まれ、歴史的な噴水や彫像、日時計も備えています。現在では約3,500種の植物を収蔵し、イチョウやモクレンなど歴史的に重要な導入種も含まれています。パドヴァ大学が管理し、1997年からはユネスコの世界遺産に登録されており、ルネサンスの遺産と現代の生物多様性保全を融合させた植物学の研究、保護、一般教育の拠点として機能しています。
ヒント: 火曜日から日曜日の10:00から19:00まで開園し、最終入場は18:15です。月曜日は休園日です。特にピークシーズンには事前のチケット購入をおすすめします。特定のグループには割引がありますので、詳細は公式ウェブサイトをご確認ください。春から初夏が最も花が見頃の時期です。ガイドツアーや特別イベントもあり、訪問体験を充実させます。スケジュールや予約情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
興味深い事実
- •1545年以来、創設当初の場所に現存する世界最古の学術的植物園です。
- •園のデザインは円の中に完璧な正方形を描き、ルネサンスの理想を象徴しています。
- •イチョウ、モクレン、ジャガイモ、ジャスミン、アカシア、ヒマワリなど、多くの珍しい植物をイタリアに初めて導入しました。
- •園内には立方体型、円形、円筒型の3種類の日時計があります。
- •水生植物の池に供給される温水は、約300メートル地下の水層から湧き出ています。
歴史
1545年6月にヴェネツィア共和国によって設立されたパドヴァ植物園は、薬用植物の栽培とパドヴァ大学の医学教育支援を目的として作られました。貴重な植物の盗難防止のため、間もなく円形の囲い壁が建設されました。16世紀から17世紀にかけては新たな噴水、門、彫像が追加され、19世紀には温室や植物学劇場も設けられました。1997年には植物学の先駆的役割と良好に保存されたルネサンス様式の配置が評価され、ユネスコの世界遺産に指定されました。
場所ガイド
ルネサンス庭園(Orto Rinascimentale)1545
16世紀当初の配置を保存する園の中心部で、円形の囲いの中に薬用植物が花壇に植えられ、方角に沿った道で4つに区切られています。
四季の噴水18世紀
園の周辺に位置する18世紀の大理石製噴水で、四季を表す肖像が飾られています。
歴史的温室19世紀
19世紀前半に建てられた温室で、オリジナルのアーチや鋳鉄製の柱が残り、珍しい植物や外来種の栽培に使われています。
植物学博物館
植物学の研究や植物多様性に関する標本、標本帳、歴史的文書を収蔵する博物館です。
Giardino della Biodiversità(生物多様性の庭)2014
2014年に開設された現代的な拡張エリアで、保全と生物多様性を重視した多種多様な植物を展示しています。
連絡先
電話: 049 827 3939