
サン・チリアコ大聖堂(アンコーナ)
Marche
グアスコの丘に位置し、アンコーナとその湾を見下ろすサン・チリアコ大聖堂は、ロマネスク・ビザンチン様式とゴシック様式の見事な融合例です。古代ギリシャのアクロポリスと紀元前4世紀のアフロディーテ神殿跡に建てられ、6世紀のキリスト教バシリカからビザンチン様式に典型的なギリシャ十字形の現在の形へと何世紀にもわたり発展しました。大聖堂の正面には13世紀のロマネスク様式のポータルがあり、象徴的なライオンや精巧なレリーフで飾られています。ドームは13世紀に遡り、マルガリトーネ・ダレッツォの作とされ、イタリアでも最古級の教会ドームの一つです。内部はギリシャ十字形のレイアウトで、古代ローマの柱にビザンチン様式の柱頭が施され、ドームにはビザンチン風の祈る天使の装飾があり、15世紀の木製ヴォールト天井も見られます。大聖堂には17世紀の聖母マリアの絵画を収めた、ルイジ・ヴァンヴィテッリ設計の壮大な説教壇など重要な宗教美術品が所蔵されています。第二次世界大戦の爆撃で被害を受けたものの、慎重に修復され、中世の厳かな外観と芸術的宝物が保存されています。アンコーナの重層的な歴史と建築遺産を映し出す、重要な宗教的文化的ランドマークです。
ヒント: 混雑を避けて静かな雰囲気を楽しむため、平日に訪れることをおすすめします。特別展や宗教行事、特にミレニアム記念の際は事前予約が望ましいです。学生や団体向けの割引もあります。丘の上に位置しているため、アンコーナと湾のパノラマビューが楽しめます。登る際は歩きやすい靴を用意してください。
興味深い事実
- •大聖堂は紀元前4世紀のアフロディーテ神殿跡に建てられており、アンコーナの古代ギリシャ起源を反映しています。
- •ドームはマルガリトーネ・ダレッツォ(約1270年)の作とされ、イタリアで最も古い教会ドームの一つで、珍しいオギュラル形状と十二角形のドラムを持ちます。
- •ロマネスク様式の正面ポータルには象徴的なライオンがあり、一頭はバジリスクと戦い、もう一頭は雄羊を抱えており、アンコーナの象徴となっています。
- •大聖堂のプランはギリシャ十字形で、ビザンチン教会に典型的な建築様式であり、西ヨーロッパでは珍しいです。
- •18世紀の著名な建築家ルイジ・ヴァンヴィテッリが設計した壮大な説教壇には17世紀の聖母マリアの絵画が収められ、信仰の中心となっています。
- •第二次世界大戦の爆撃で大きな被害を受けましたが、中世の特徴を保つよう丹念に修復されました。
歴史
サン・チリアコ大聖堂の場所は少なくとも紀元前4世紀から聖地とされ、もとはアフロディーテに捧げられたギリシャ神殿がありました。6世紀にはその神殿跡にキリスト教のバシリカが建てられました。10〜11世紀にはバシリカが拡張され大聖堂となり、12〜13世紀にかけてギリシャ十字形のプラン採用やドームと正面ポータルの建設など大規模な増築が行われました。18世紀にはルイジ・ヴァンヴィテッリによる説教壇など芸術的な追加がありました。19世紀後半にはジュゼッペ・サッコーニが中世の厳格さを取り戻す修復を行いました。両世界大戦で被害を受けましたが、その都度修復されました。1926年にバシリカの地位を得て、1940年には国の記念物に指定されました。
場所ガイド
ロマネスク様式のポータルとプロティロ13th century
正面入口は13世紀のロマネスク・ゴシック様式のポータルで、丸いアーチはヴェロネーゼの赤大理石で彫られた象徴的なライオンの上に乗る4本の柱で支えられています。ポータルは聖人、動物、植物のレリーフで豊かに装飾され、中世の職人技を示しています。
ドームcirca 1270
13世紀に建造されマルガリトーネ・ダレッツォに帰される大聖堂のドームは、オギュラル形状と四角い基壇に乗る十二角形のドラムが特徴です。イタリア最古級の教会ドームの一つで、16世紀に銅で覆われました。
内部のギリシャ十字形プランとビザンチン様式の柱頭12th-15th centuries
大聖堂の内部はギリシャ十字形のプランで、3つの身廊は再利用されたローマ柱にビザンチン様式の柱頭が施されています。木製の船底型ヴォールトは15世紀のもので、交差部は十字形のピアで支えられています。
ルイジ・ヴァンヴィテッリによる壮大な説教壇1739
左側のトランセプトには、1739年にルイジ・ヴァンヴィテッリが設計した壮大な説教壇があり、17世紀の聖母マリアの絵画を収めています。この絵画は熱心な信仰と宗教的意義の対象です。
連絡先
電話: 071 52688