
アマレッリ・リコリス博物館
Calabria
アマレッリ・リコリス博物館は、カラブリア州ロッサーノに位置し、リコリスの歴史と製造に特化したイタリア唯一の博物館です。2001年に設立され、リコリスの原料である甘草(Glycyrrhiza glabra)の根の抽出と加工に関する道具、文書、遺物を展示しています。アマレッリ家のリコリス製造における3世紀にわたる関わりを紹介し、農業機器、写本、伝統衣装なども展示。1731年建造の歴史的な「コンチオ」建物では、過去から現在に至るリコリス生産の進化を学べます。多言語によるガイドツアーで、リコリス加工の芳香に包まれた体験ができるほか、屋外には産業遺物の特別展示、博物館カフェでは様々なリコリス製品の試食も楽しめます。講堂「アレッサンドロ・アマレッリ」では文化イベントが開催され、博物館は遺産と地域コミュニティの活気ある拠点となっています。
ヒント: 混雑を避けてゆったりと楽しみたいなら平日の訪問がおすすめです。ガイドツアーはイタリア語、英語、フランス語、ドイツ語で利用でき、リクエストに応じてロシア語、スペイン語、ポルトガル語も対応可能。特に団体での訪問は事前予約が望ましいです。博物館ショップでは多彩なリコリス製品を販売し、学生やシニアには割引もあります。ツアー後は博物館カフェで様々なフレーバーのリコリスをぜひ味わってください。
興味深い事実
- •アマレッリ・リコリス博物館はイタリアで唯一、リコリスに特化した博物館です。
- •2001年に文化的意義を評価され、グッゲンハイム・インプレサ&クルトゥーラ賞を受賞しました。
- •2004年にはイタリア郵便局がイタリアの芸術文化遺産を祝うシリーズの一環として博物館を描いた記念切手を発行しました。
- •2016年にはフェラーリ・ギャラリーに次いでイタリアで2番目に訪問者数の多い企業博物館となり、5万5千人の来館者を記録しました。
- •「コンチオ」建物は1731年に建てられ、博物館複合施設の中心的な歴史的建造物です。
歴史
アマレッリ家のリコリス生産は約千年前に遡り、長い歴史の中で重要な発展を遂げてきました。1731年にはリコリスジュース抽出のための原始的な工場「コンチオ」を設立。1789年にはサン=ノン修道士によってこの工場が描かれました。1907年にはニコラ・アマレッリが蒸気機関を導入し、生産工程の近代化と機械化を推進。博物館は2001年に開館し、同年にグッゲンハイム・インプレサ&クルトゥーラ賞を受賞するなど文化的なランドマークとなりました。アマレッリ家の文書アーカイブは1445年から1986年までの資料を保存し、2012年にイタリア文化遺産省から高い歴史的価値が認められています。
場所ガイド
コンチオ建物1731
1731年に建設されたこの原始的工場は、リコリスの根をリコリスジュースに変えるために使われました。博物館体験の核となる場所で、歴史的な生産工程を示しています。
屋外博物館
コンチオ建物の煙突の根元に位置する屋外展示エリアで、リコリス生産過程の独特な産業遺物を展示し、歴史的な機械や道具を垣間見ることができます。
博物館カフェとリコリスショップ
純粋なリコリススティックやミント、アニス、オレンジ、レモン、スミレのフレーバー付きリコリス、繊細に色付けされたコンフェッティなど、様々なリコリス製品の試食と購入ができる場所です。
講堂「アレッサンドロ・アマレッリ」18世紀後半
18世紀後半の複合施設の一部であった100席以上の大ホールで、現在は博物館に関連する文化イベントや集会の場として利用されています。
連絡先
電話: 0983 511219