
タージ・ウル・マサジド
Central India Region
タージ・ウル・マサジドは、インド・マディヤ・プラデーシュ州ボパールに位置し、インド最大かつ世界でも有数の大きさを誇るモスクで、約26,000人の礼拝者を収容可能です。建設は19世紀後半にナワーブ・シャー・ジャハーン・ベーグムの下で始まり、1958年に完成しました。モスクの設計はムガル建築に強く影響を受けており、ピンク色の外観、18階建ての八角形のミナレットが2基、大理石のドームで頂上が飾られ、広々とした中庭には大きな洗浄槽があります。主礼拝堂は二層の門を備え、複数のアーチと巨大な柱に支えられた精巧に装飾された天井が特徴です。このモスクの特徴的な点は、女性がモスク内で礼拝できる珍しいゼナーナ(女性専用区域)があることです。歴史的には、毎年開催されるボパール・タブリーギ・イジュテマという重要な宗教集会の会場でもありました。現在も文化的・宗教的なランドマークであると同時に、パンデミック時にはCOVID-19のワクチン接種センターとしても機能しました。
ヒント: 訪問者は、中央インドの厳しい夏の暑さを避けるため、涼しい季節に訪れる計画を立てると良いでしょう。モスクの公式ウェブサイトや連絡先で開館時間や特別イベントの情報を事前に確認することをおすすめします。入場は基本的に無料ですが、礼儀正しい服装と行動が求められます。歴史や建築について深く学びたい場合は、事前にガイドツアーを予約するとより充実した体験ができます。割引や団体利用の案内も事前に問い合わせると良いでしょう。
興味深い事実
- •タージ・ウル・マサジドはインド最大のモスクであり、2014年時点で世界で9番目に大きなモスクでした。
- •モスクの建築は、デリーのジャーマ・マスジッドやラホールのバードシャーヒ・モスクなど、有名なムガル建築に触発されています。
- •大理石のドームで頂上が飾られた18階建ての八角形ミナレットが2基あり、街のスカイラインの目立つ特徴となっています。
- •当時のモスクでは珍しい女性専用のゼナーナ区域が設けられており、女性の礼拝を可能にしています。
- •COVID-19パンデミックの際には、地域社会のためにワクチン接種センターとして活用されました。
歴史
タージ・ウル・マサジドの建設は、19世紀後半にボパールのナワーブ・シャー・ジャハーン・ベーグムによって始められ、開始時期は1871年から1887年の間と推定されています。1901年に彼女が亡くなった後は、娘のスルタン・ジャハーン・ベーグムが工事を引き継ぎました。最終的に1958年にイスラム学者のイムラン・カーン・ナドウィとサルマン・カーン・ナドウィの監督のもと完成しました。年月を経て改修が行われ、クウェートのエミールから寄贈された13世紀のシリアのモスクのモチーフが加えられました。このモスクは礼拝の場であるだけでなく、大規模な宗教集会や地域社会のサービスの拠点としても機能しています。
場所ガイド
主礼拝堂
広大な礼拝堂は二層の門を備え、9つの尖った多重アーチがあり、27の精巧に装飾された花弁模様の天井を支える巨大な柱があります。
八角形ミナレット
モスクの両側にそびえる18階建ての八角形ミナレットは大理石のドームで頂上が飾られ、ムガル建築様式に触発されており、遠くからも見えます。
中庭と洗浄槽
モスクを囲む広い中庭には、礼拝前の儀式的な清めに使われる中央の洗浄槽があります。
ゼナーナ(女性礼拝区域)
当時のモスクでは珍しい特徴であるゼナーナは、モスク内に女性専用の礼拝スペースを提供しています。
連絡先
電話: 0755 254 0495