
イングリッシュ・マーケット
Munster
イングリッシュ・マーケットは、アイルランドのコーク市中心部に位置する有名な市営食品市場です。1788年に肉市場として創設され、その後19世紀中頃のビクトリア朝建築で知られる活気ある拠点へと発展しました。特徴的な鋳鉄製の噴水、切妻屋根の中央ベイ、ステンドグラスの半円形窓などが見どころです。市場はプリンセス・ストリートからグランド・パレードまで広がり、2つの歴史的市場エリアを結合しています。新鮮な魚介類、肉屋、そしてドリシーン、スパイスビーフ、バターエッグなどの地元名物が特に評価されています。1980年の大規模な火災と1986年の小規模な火災を経て、丁寧に修復され、保存賞を受賞しました。現在も地元住民や観光客で賑わう社交・商業の中心地であり、エリザベス2世女王やチャールズ皇太子など著名な訪問者も迎えています。また、映画『The Young Offenders』のロケ地としても文化的な注目を集めました。
ヒント: イングリッシュ・マーケットは平日の午前中に訪れると、より新鮮な商品が揃い、混雑も少なく快適です。入場にチケットは不要ですが、贈り物用にギフト券を事前購入するのがおすすめです。オーガニックや地元産の品も多く、長年家族経営の店舗からのパーソナルなサービスを楽しめます。営業時間や特別イベントは公式ウェブサイトでご確認ください。
興味深い事実
- •イングリッシュ・マーケットはシェフのリック・スタインにより「英国とアイルランドで最高の屋根付き市場」と評されました。
- •市場の中央には鋳鉄製の噴水があり、建築上の注目ポイントとなっています。
- •2016年の映画『The Young Offenders』およびその後のテレビシリーズの撮影地として使われました。
- •エリザベス2世女王とチャールズ皇太子は公式の国賓訪問時に市場を訪れ、地元の魚屋から直接サービスを受けました。
- •1980年の火災後の保存活動により、ヨーロッパ・ノストラ遺産財団から金賞を受賞しました。
歴史
イングリッシュ・マーケットは1788年に「新市場」として肉市場として設立されました。19世紀に近隣の「アイリッシュ・マーケット」と区別するために現在の名称が付けられました。19世紀中頃にジョン・ベンソンとロバート・ウォーカーの建築家によって大規模な再建が行われ、構造が拡張・強化されました。1980年の大火災で甚大な被害を受けましたが、ビクトリア朝のデザインを保存しつつ慎重に修復され、ヨーロッパ・ノストラの金賞を受賞しました。1986年にも小規模な火災がありましたが被害は少なかったです。2018年には230周年を迎え、コークの商業生活に長く根付いていることを祝いました。
場所ガイド
プリンセス・ストリート入口1862
1862年にサー・ジョン・ベンソンによって建てられた主要な装飾的入口で、三部構成のファサードが訪問者を歴史的な市場内部へと迎え入れます。
鋳鉄製噴水
市場の中央に位置し、市場活動の中心となる建築的かつ社交的な焦点です。
ギャラリー付き中庭とステンドグラスの半円形窓19世紀中頃
内部には切妻屋根の中央ベイとアーチ状の通路、特徴的なステンドグラスの半円形窓があり、市場を自然の色彩光で満たし雰囲気を高めています。