
ザグレブ考古学博物館
Grad Zagreb
ザグレブ考古学博物館は、主にクロアチアおよびその周辺地域からの45万点以上の考古学的遺物を保存・展示する重要な施設です。もともとは1846年に国立博物館の一部として設立され、1939年に独立した博物館となり、現在はズリンスキ広場の歴史的なヴラニチャニ=ハフナー邸宅に収蔵されています。博物館は先史時代、エジプト、古代、中世、硬貨とメダルの5つの主要なセクションに分かれています。収蔵品には、象徴的な鳥形の壺であるヴチェドルの鳩、ミイラのリネン包帯に残された最長のエトルリア語碑文「リベル・リンテウス」、そしてコルチュラ島の植民地設立を記した古代ギリシャの石碑「ルンバルダ・プセフィスマ」など重要な発見が含まれます。エジプトセクションには紀元前900年から790年の間にさかのぼる若い男性のミイラも展示されています。ヨーロッパ最大級の貨幣コレクションの一つや、クロアチアのローマ遺跡から出土したギリシャ・ローマの彫像、軍事装備、日用品も所蔵しています。2020年の地震による被害のため常設展は一時閉鎖中ですが、1階では企画展を楽しめます。博物館は考古学研究にも積極的に取り組み、ザグレブ近郊の古代ローマ都市遺跡を保存する考古学公園アンダウトニヤも管理しています。
ヒント: 常設展は地震修復のため現在閉鎖中のため、改装期間を避けて訪問することをおすすめします。企画展は引き続きご覧いただけます。最新の開館時間や特別イベントは公式ウェブサイトでご確認ください。団体訪問は事前予約が必要です。学生や学校団体は特定の月に無料で入館可能です。特別展や講演会は事前予約を推奨します。
興味深い事実
- •博物館はミイラのリネン包帯に残された最長のエトルリア語碑文「リベル・リンテウス・ザグラビエンシス」を所蔵しています。
- •ヴチェドルの鳩は珍しい鳥形の壺で、ヴチェドル文化の象徴であり、先史時代コレクションの目玉です。
- •博物館の貨幣コレクションはヨーロッパ最大級で、様々な歴史時代の硬貨を含みます。
- •紀元前900年から790年の間にさかのぼる若いエジプト人男性のミイラは、この地域で最も古い発見の一つです。
- •博物館はザグレブ近郊の古代ローマ都市遺跡を保存する考古学公園アンダウトニヤを管理しています。
歴史
この博物館はオーストリア帝国時代の1836年に設立された国立博物館に起源を持ちます。1866年にクロアチア・スラヴォニア・ダルマチア州立研究所となり、1878年に独立した考古学部門が設置されました。1939年に独立した機関となり、複数回の移転を経て19世紀のヴラニチャニ=ハフナー邸宅に落ち着きました。19世紀以来クロアチア各地で考古学発掘に積極的に関わり、現在もその活動を続けています。2020年のザグレブ地震で建物と収蔵品に大きな被害が出ており、修復作業が進行中です。
場所ガイド
先史時代セクション
このセクションには旧石器時代から後期鉄器時代までの7万8千点の遺物が展示されており、この地域の人類の発展を示しています。
エジプトコレクション紀元前3世紀
若いエジプト人男性のミイラや、ミイラのリネン包帯に残された最長のエトルリア語碑文「リベル・リンテウス」など約600点の遺物を展示しています。
古代セクション
ギリシャの壺(約1500点)、碑文のある石、ローマの彫像、軍事装備、宗教的遺物、クロアチア領内のローマ遺跡から出土した日用品を展示しています。
貨幣コレクション
ヨーロッパ最大級の硬貨とメダルのコレクションで、様々な歴史時代と地域を網羅しています。
ラピダリウム
屋外にある石碑や碑文のコレクションで、博物館の屋内展示を補完しています。
連絡先
電話: 01 4873 000