
サン・パウ病院
Catalunya
サン・パウ病院はバルセロナのエル・グイナルド地区に位置し、1901年から1930年にかけて建設されたカタルーニャ・モダニズム建築家ルイス・ドメネク・イ・モンタネールによる傑出した複合施設です。ヨーロッパ最大のアール・ヌーヴォー建築群で、12のパビリオンが地下通路で結ばれ、広大な緑地に囲まれています。2009年まで現役の病院として機能していましたが、綿密な修復を経て2014年に文化センター兼博物館として再開されました。この病院群は壮麗な建築だけでなく、WHOやUN-HABITATなど著名な組織の作業拠点としての役割も果たしています。訪問者は病院とバルセロナに関する重要な出来事を記録した歴史的なアーカイブも見学できます。この施設は装飾的なデザインと現代的な用途への配慮を兼ね備え、カタルーニャ・モダニズムの真髄を示しながらその本物らしさと遺産を守り続けています。
ヒント: 訪問者は建築と歴史の豊かさを十分に味わうために、ガイドツアーやインタラクティブな音声ガイドの利用をお勧めします。庭園が満開で気候の良い春と秋が最適な訪問時期です。チケットはオンラインで事前購入でき、バルセロナの他のモダニズム建築とセットになったオプションもあります。団体訪問は予約制で、学生、高齢者、大人数には割引があります。
興味深い事実
- •サン・パウ病院はヨーロッパ最大のアール・ヌーヴォー複合施設で、12のパビリオンが地下トンネルで結ばれています。
- •建築家ルイス・ドメネク・イ・モンタネールは当初48棟を計画し、27棟が完成しました。
- •病院は2009年まで連続して機能し、その後文化センターとなりました。
- •1997年にパラウ・デ・ラ・ムジカ・カタラナとともにユネスコ世界遺産に登録されました。
- •修復プロジェクトには30以上の専門チームが関わり、費用は約1億ユーロに上りました。
- •現在はWHOやUN-HABITATなど国際機関の拠点としても利用されています。
歴史
サン・パウ病院の起源は1401年に遡り、バルセロナの6つの中世病院が合併してサンタ・クル病院が設立されました。数世紀にわたり病院は拡張・進化し、15世紀に建てられた中央バルセロナ近郊の建物がその始まりです。20世紀初頭、都市の発展と近代的施設の必要性から、建築家ルイス・ドメネク・イ・モンタネールが新しい病院複合施設の設計を依頼され、1902年に建設が始まりました。計画された48棟のうち27棟が1930年までに完成しました。病院は2009年まで運営され、その後医療サービスは隣接する新施設に移転しました。以来、元の複合施設は文化遺産施設としての役割を果たすため大規模な修復が行われました。その重要性が認められ、1997年にユネスコ世界遺産に登録され、1991年にはカタルーニャ自治政府からサン・ジョルディの十字章が授与されました。
場所ガイド
ドメネク・イ・モンタネールのパビリオン1901-1930
複合施設の核となるこれらのアール・ヌーヴォー様式のパビリオンは、精巧なモザイク、ステンドグラス、彫刻を備え、カタルーニャ・モダニズム建築とルイス・ドメネク・イ・モンタネールの先見的なデザインを体現しています。
地下通路20世紀初頭
パビリオンを結ぶ広範なトンネル網で、天候に左右されず建物間の移動を容易かつ安全に行えるよう巧みに設計されています。
歴史的アーカイブと閲覧室修復後
複合施設内の施設で、病院の歴史やバルセロナの医療遺産に関する膨大な記録や文書を保存し、訪問者や研究者が利用できます。
庭園と緑地20世紀初頭
パビリオンを囲む美しい庭園は、癒しを促進し患者や訪問者に穏やかな屋外空間を提供するよう設計されており、20世紀初頭の病院設計哲学を反映しています。