
セリミエ・モスク
Lefkosia [Lefkoşa]
セリミエ・モスクは、キプロスの北ニコシアに位置する歴史的な建造物で、もともとは聖ソフィア大聖堂として建てられました。島内で最大かつ最古の現存するゴシック教会であり、内部の寸法はおよそ66メートル×21メートルです。この建物は、聖なる知恵に捧げられた以前のビザンツ教会の跡地に建てられたと考えられており、深い宗教的伝統を反映しています。建設は13世紀初頭に始まり、1228年までに大司教ユストルジュ・ド・モンタイユの下で大きく進展し、1326年に大聖堂として献堂されました。キプロス、エルサレム、アルメニアのルジニャン王の戴冠式教会として使われ、その政治的・文化的重要性を示しています。1267年と1303年の地震、14世紀のジェノヴァの襲撃による被害を受けましたが、修復され、フレスコ画や彫刻、大理石の屏風で飾られました。オスマン帝国によるキプロス征服後、大聖堂はモスクに改装され、現在のセリミエ・モスクとなり、ニコシアで最大の歴史的建造物として最大2,500人の礼拝者を収容します。ゴシック建築とイスラム教の機能が融合した独特のランドマークであり、キプロスの多層的な歴史と文化の変遷を象徴しています。
ヒント: セリミエ・モスクを訪れる際は、混雑や暑さを避けるため午前中か午後遅くの訪問をおすすめします。豊かな歴史や建築の詳細を十分に楽しむために、事前のチケット購入やガイドツアーの利用が望ましいです。宗教施設のため控えめな服装が必要です。学生や高齢者向けの割引がある場合もあります。最新の開館時間や修復に伴う入場制限については、公式ウェブサイトや地元の観光案内所でご確認ください。
興味深い事実
- •セリミエ・モスクはもともと聖ソフィア大聖堂で、キプロス最大のゴシック教会でした。
- •キプロス、エルサレム、アルメニアのルジニャン王の戴冠式教会として使われました。
- •この建物は、イスラムの興隆から後期オスマン時代までの間に東地中海で建てられた最大の教会だった可能性があります。
- •1267年と1303年の地震により大きな被害を受け、建設が遅れ修復が行われました。
- •1310年にはテンプル騎士団の裁判がこの大聖堂で行われました。
歴史
この場所にはもともと聖なる知恵に捧げられたビザンツ教会があり、11世紀の写本に記録されています。ゴシック大聖堂の建設は1209年頃にラテン大司教ティエリーまたはアルベールのもとで始まり、13世紀から14世紀初頭にかけて主要な建築段階が続きました。1326年に献堂され、ルジニャン王の戴冠式教会として機能しました。1267年と1303年の地震で被害を受け、1373年のジェノヴァの襲撃でも影響を受けました。オスマン帝国の征服後、大聖堂はモスクに改装され、現在に至るまでゴシックとイスラム建築の要素を保存しています。
場所ガイド
身廊と側廊13th-14th century
身廊は大聖堂の中央部分で、1319年までに大司教ジョヴァンニ・デル・コンテのもとで完成し、中世建築を象徴するゴシックのアーチと控え壁が特徴です。
西側ファサードとポルティコ1350s
14世紀半ばに建設・装飾された西側ファサードは、王や預言者、使徒、司教のレリーフで飾られた三つの門を持ち、建物の宗教的かつ王権的な重要性を示しています。
フレスコ画と彫刻Early 14th century
大聖堂の内部は大司教ジョヴァンニ・デル・コンテの指導でフレスコ画、彫刻、大理石の屏風で豊かに装飾され、ルジニャン時代の芸術様式を反映しています。
モスクへの改装16th century
オスマン帝国によるキプロス征服後、大聖堂はセリミエ・モスクに改装され、ゴシック構造の多くを保存しつつイスラム教の礼拝に適応されました。