
鼓浪嶼
Fujian Sheng
鼓浪嶼(クーランスーとも呼ばれる)は、中国東南部福建省の厦門沖に位置する小さな島です。面積は約1.88平方キロメートルで、かつて13の外国が治外法権を持っていたことを反映した豊かな植民地建築で有名です。国際的な租界としての歴史があり、ビクトリア朝時代の建物、領事館、教会、学校などが残されています。島内は車や自転車が禁止されており、電動バギーとサービス車両のみが許可されている歩行者天国として知られています。多くのピアノや音楽学校があり、中国唯一のピアノ博物館もあることから「ピアノの島」や「音楽の島」とも呼ばれています。訪問者は美しいビーチ、曲がりくねった路地、亜熱帯の庭園、鄭成功記念館や歴史的な八卦楼にある厦門博物館などの文化施設を楽しめます。島の最高峰である日光岩からは島と周囲の海の全景が見渡せます。鼓浪嶼は年間数百万人の観光客を引きつけ、自然美、文化遺産、音楽の伝統が調和した中国有数の景勝地・文化観光地として評価されています。
ヒント: 鼓浪嶼を訪れるのに最適な時期は、気候が穏やかで快適な春と秋です。特に観光シーズン中はフェリーのチケットを事前に購入することをおすすめします。島内は車がないため、狭い路地を歩きやすい快適な靴を履くのが良いでしょう。電動観光バギーも利用可能で、必要な方は活用してください。主要な観光地では学生、高齢者、団体割引がある場合があります。博物館や庭園の開館時間を事前に確認し、効率的な計画を立てることを推奨します。
興味深い事実
- •鼓浪嶼には200台以上のピアノがあり、「ピアノの島」や「音楽の島」と呼ばれています。
- •島内は歩行者専用区域で、車や自転車が禁止されているため、中国でも珍しい存在です。
- •鼓浪嶼は植民地時代に上海以外で唯一の中国の国際租界でした。
- •島にある八卦楼(八卦大厦)には中国唯一のオルガン博物館があります。
- •日光岩は島の最高地点で、鼓浪嶼と厦門の全景を望めます。
- •島には1878年に設立された中国最古のサッカー場の一つである外国人サッカー場があります。
歴史
鼓浪嶼はもともと宋末から元初にかけて開発され、元沙洲や五龍嶼と呼ばれていましたが、明代に現在の名前が付けられました。19世紀から20世紀初頭にかけて、厦門が条約港として開港された後、英国、フランス、日本など複数の外国勢力が統治する国際租界となりました。この時期に多くの植民地建築や外国領事館、教会が建設されました。第二次世界大戦中は日本に占領されましたが、その後中国に返還されました。中華人民共和国成立後、2003年に鼓浪嶼は厦門市の思明区に編入されました。2017年にはその独特の文化的・建築的遺産が評価され、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。
場所ガイド
日光岩(リグアンヤン)明代(16〜17世紀)
鼓浪嶼で最も高い峰で、島と周囲の海の壮大なパノラマビューを楽しめます。鄭成功が軍事拠点として使った時代の水練台や石造の要塞門など歴史的遺物もあります。
ピアノ博物館(八卦大厦)1907年
歴史的な八卦大厦に位置し、200台以上のピアノコレクションを展示しています。鼓浪嶼が「ピアノの島」として知られる所以を示す博物館で、様々な時代や国の希少なアンティークピアノも含まれています。
鼓浪嶼カトリック教会(天主堂)1917年
1917年頃に建てられたゴシック様式のカトリック教会で、島の植民地時代の宗教的遺産と建築の多様性を反映しています。
厦門博物館(旧八卦楼)1907年
歴史的な八卦楼に収蔵されており、島の歴史、文化、自然環境に関する展示を行っています。
菽荘花園1913年
1913年に林二佳によって造られた亜熱帯の庭園で、中国伝統の造園技術、岩石庭園、海を望む東屋が特徴です。