
羅漢寺
Chongqing Shi
羅漢寺は羅漢堂とも呼ばれ、中国重慶市渝中区に位置する重要な仏教寺院です。もともとは11世紀の宋代に僧・祖岳によって建てられ、当初は治平寺と名付けられました。寺院は明・清代を通じて何度も改修・拡張され、19世紀後半には500体の羅漢像が加えられ、現在の名称となりました。抗日戦争と文化大革命の際には大きな被害を受けましたが、20世紀中頃から再建・修復が進められました。建築的には釈迦牟尼仏と西方三聖を祀る大雄宝殿と、524体の羅漢像を収める羅漢堂が特徴です。また、宋代に刻まれた崖刻も精緻な技術で知られています。現在、羅漢寺は重慶仏教協会の拠点としても機能し、文化的かつ宗教的に重要なランドマークとなっています。
ヒント: 羅漢寺を訪れる最適な時期は、重慶の気候が穏やかな春と秋です。訪問前に開館時間を確認し、チケットを事前購入すると待ち時間を避けられます。学生や高齢者には割引があります。寺院の宗教的意義を尊重し、控えめな服装をおすすめします。写真撮影は可能ですが、参拝者への配慮から本堂内でのフラッシュ撮影は控えてください。
興味深い事実
- •寺院には500体以上の羅漢像があり、それぞれが独自の造形で羅漢堂に安置されています。
- •羅漢寺の崖刻は宋代に遡り、400体以上の仏像が精緻な技術で彫られています。
- •羅漢寺は2006年の中国のブラックコメディ映画『クレイジーストーン』のロケ地となりました。
- •戦争や文化大革命による被害を受けながらも、何度も改修を経て現在に至っています。
- •重慶仏教協会の拠点としても機能し、その宗教的重要性を示しています。
歴史
羅漢寺は宋代の治平年間(1064~1067年)に僧・祖岳によって創建され、当初は治平寺と呼ばれていました。明代には僧・西安が建物を増築し、清代には総督・李国英のもとで改修が行われ、1885年には500体の羅漢像が加えられました。1939年の抗日戦争中の空襲で大きな被害を受け、文化大革命時には多くの像が破壊されました。1947年以降に修復が始まり、1984年に正式に再開されました。1983年には国家重点仏教寺院に指定され、2006年には省の重要文化単位に認定されました。
場所ガイド
大雄宝殿1947
1947年に建てられたこの本堂には中央に釈迦牟尼仏の像が祀られています。その背後には西方三聖、観音、阿弥陀、勢至が並びます。堂の両側には十六羅漢像が配置され、仏教の守護を象徴しています。
羅漢堂1986
1986年に建設された羅漢堂には524体の羅漢像があり、それぞれが異なる表情や姿勢で悟りを開いた仏弟子を表しています。
連絡先
電話: 023 6370 0786