
チューリッヒ植物園
Zürich
チューリッヒ大学の植物園は1977年に開園し、ツォリッカー通りのヴァイネッグ地区に位置する、植物研究、保護、一般教育に特化した著名な植物園です。約7,000種の植物が、地中海の庭園、高山植物、乾燥した川床など、さまざまな気候や生態系を表現したテーマ別の生物群集に配置されています。特徴的なのは、熱帯低地雨林、熱帯山岳林、サバンナの気候を再現した3つの半球形温室で、ヤシ、ラン、樹木シダ、中央アフリカ、南アメリカ、東南アジアの川の生息地を模した水槽が展示されています。この植物園は訪問者の憩いの場であると同時に、大学の研究と教育に欠かせない役割を果たしています。植物を似た生育環境ごとにまとめる設計により、没入感のある教育的な体験が可能です。その他、樹木園、テーマ別展示庭園、一般公開されているカフェテリアも備えています。温室は2011年から2013年にかけて大規模な改修が行われ、植物の健康と訪問者の体験が向上し、14メートルの高さの熱帯雨林モデルと展望台が設置されました。
ヒント: 春から秋(4月から10月)に訪れると、屋外と温室の両方を最適に楽しめます。熱帯温室は毎日9:30から16:45まで開館しています。ガイドツアーや特別展に参加すると理解が深まります。チケットは現地で購入可能で、割引やイベント特典は公式サイトでご確認ください。平日の早い時間帯は静かに見学できます。園内のカフェテリアでは軽食も提供しています。
興味深い事実
- •園内には約7,000種の植物が、似た生育条件ごとにテーマ別の生物群集として配置されている。
- •3つの半球形温室はスイスで唯一無二で、熱帯低地雨林、熱帯山岳林、サバンナの気候を再現している。
- •熱帯温室内には14メートルの高さの熱帯雨林の巨木モデルがあり、6メートルの展望台から雨林の樹冠層を体感できる。
- •植物園はチューリッヒ大学の系統・進化植物学研究所の一部で、研究、教育、保護を支援している。
- •温室内の水槽は中央アフリカ、南アメリカ、東南アジアの川の生態系を再現している。
- •旧植物園跡地には中世の薬草園「ゲスナー庭園」と呼ばれるテーマエリアがある。
歴史
チューリッヒ大学植物園は1977年に設立され、1833年に遡る旧市街中心部の「ツア・カッツ」砦跡にあった旧植物園の代替として開園しました。新しい植物園はヴァイネッグ地区の旧ボドマー=アベッグ家の公園跡地に建設され、ランドスケープアーキテクトのフレッド・アイヒャーと建築家のハンス&アンネマリー・フバッハーによって設計され、革新的なアクリルドーム温室が作られました。旧植物園のパームハウスは1851年建造、1877年に改修され、歴史的なランドマークとして残っています。移転により大学は研究・教育施設を拡充し、絶滅危惧種の保護も強化できました。温室は2011年から2013年にかけて改修され、植物の生育環境と訪問者体験が向上しました。
場所ガイド
熱帯低地雨林温室1977 (renovated 2011-2013)
最大のドーム型温室で、熱帯低地雨林の気候を再現し、ヤシ、樹木シダ、ランなどの熱帯植物を収蔵しています。訪問者は高さ6メートルの展望台を備えた14メートルの熱帯雨林の巨木モデルを探検でき、雨林の樹冠層を臨場感たっぷりに体験できます。
熱帯山岳林温室1977 (renovated 2011-2013)
この温室は熱帯山岳林の気候を再現し、低地雨林よりも涼しく湿った環境に適応した植物を展示しています。食虫植物や南西アフリカやベネズエラのテプイ山地の珍しい種など、植物学的な希少種も含まれています。
サバンナ温室1977 (renovated 2011-2013)
サバンナの気候を再現するために設計されたこの温室は、乾燥した開けた風景に適応した植物を展示しています。巨大なブロメリアなどの乾燥耐性のある植物が特徴です。
テーマ別生物群集と屋外庭園
屋外エリアには地中海の庭園、高山植物区、乾燥した川床(ワジ)、染料植物、チューリッヒの森林植物を代表する樹木園など多様な生物群集があります。テーマ庭園では薬用植物や有用植物、春夏の花、水生植物(ビクトリアやハスを含む)を展示しています。
連絡先
電話: 044 634 84 61