
バミングイ=バンゴラン国立公園
Bamingui-Bangoran
バミングイ=バンゴラン国立公園は、中央アフリカ共和国北部に位置する広大な保護区で、約107万ヘクタールの面積を誇ります。1993年に設立され、ギニア・コンゴ森林生物群系の一部を形成しており、熱帯乾燥林や落葉樹林、樹木の多いサバンナ、ギャラリー林が特徴です。公園は標高400~500メートルの高原に位置し、水系はシャリ川へと流れています。植物相にはターミナリア、イソベルリニア・ドカ、アノゲイサスなどの樹木が含まれます。動物相には、チャドオオカミ、スーダンチーター、中央アフリカライオン、アフリカマナティーなどの絶滅危惧種や脆弱種が生息しています。かつては中央アフリカ共和国で絶滅した西アフリカクロサイの拠点でもありました。また、赤い顔のラブバードなど重要な鳥類の生息地として重要鳥類地域に指定されています。生態系の重要性にもかかわらず、密猟、外国の木材・鉱業権、農地の侵入などの脅威に直面しています。2018年以降、野生生物保護協会のレンジャーによる巡回が行われ、地域の保護に努めています。
ヒント: 訪問は乾季の5月から10月に計画すると、アクセスが良く野生動物の観察に適しています。公園の遠隔地で過去の治安問題もあるため、ガイド付きツアーやレンジャーの同行を手配することをおすすめします。チケットや許可証は公式ルートや保護団体を通じて事前に購入するのが望ましいです。訪問者は公園の規則を尊重し、保護活動を支援してください。また、地元の旅行会社を通じて割引や団体料金の有無を問い合わせることも可能です。
興味深い事実
- •公園の面積は100万ヘクタールを超え、中央アフリカで最大級の保護区の一つです。
- •かつて中央アフリカ共和国で絶滅した西アフリカクロサイの拠点であり、1986年までに国内から姿を消しました。
- •赤い顔のラブバードを含む重要な鳥類の生息地として重要鳥類地域に指定されています。
- •公園内にはヴァッサコ・ボロ厳正自然保護区が含まれています。
- •中スーダン植物地理区に位置し、標高400~500メートルの高原地帯が特徴です。
歴史
バミングイ=バンゴラン国立公園は、中央アフリカ共和国の保護活動の一環として1993年に設立されました。2012年にはセレカ反乱軍に占拠され、公園の保護が大きく損なわれ、脅威が増加しました。これに対応して、野生生物保護協会のレンジャーが2018年から巡回を開始し、治安の回復と密猟などの違法行為の取り締まりに努めています。2018年12月には、狩猟に関与した反乱軍との衝突が発生し、反乱軍の1人が死亡する事件もありました。それ以降、公園の生物多様性の安定と保全に向けた努力が続けられています。