
アンシエタ宮殿
Espírito Santo
アンシエタ宮殿はブラジル、エスピリトサント州ヴィトーリアに位置し、州の行政機関の本拠地として機能している国内でも最も古い政府庁舎のひとつです。1551年にアフォンソ・ブラース神父率いるイエズス会の司祭たちによって建設され、当初は聖ヤコブ教会とイエズス会の大学として設立され、200年以上にわたり教育の拠点となりました。16世紀後半には著名なイエズス会の人物であるジョゼフ・オブ・アンシエタ神父がその発展に大きく貢献しました。20世紀初頭にはエンジニアのジャスティン・ノルベールの手による大規模な改修が行われ、折衷的な建築要素が取り入れられ、ヴィトーリア湾に面した構造が拡張されました。1945年に正式にアンシエタ宮殿と命名され、1983年には文化遺産として登録されました。火災やイエズス会の追放、宗教施設から政府庁舎への変遷を経て、エスピリトサントの文化的・政治的変遷を映し出しています。訪問者はその歴史的意義や建築美、ヴィトーリア港を見渡す絶好のロケーションを楽しむことができます。
ヒント: アンシエタ宮殿を訪れる最適な時期は、政府機関が開いている平日で、ガイドツアーや文化イベントに参加できます。訪問時間や制限事項については、公式ウェブサイトの確認や事前の連絡をおすすめします。特別展示やイベントの場合は事前予約が必要なこともあります。周辺のシダーデ・アルタ地区も歴史散策に適しているため、合わせて訪れるとより充実した体験ができます。学生、高齢者、団体向けの割引がある場合もあるので、訪問前に問い合わせてみてください。
興味深い事実
- •アンシエタ宮殿はブラジルで最も古い政府庁舎のひとつで、18世紀から継続して使用されています。
- •ジョゼフ・オブ・アンシエタ神父はブラジルのイエズス会史における重要人物で、建設の一部を指揮し、遺体は一時期この地に埋葬されていました。
- •宮殿はもともとイエズス会の大学と教会の複合施設でしたが、後に政府庁舎となりました。
- •1570年と1796年の2度の大火災により大規模な再建が行われました。
- •20世紀初頭にはフランス人エンジニアのジャスティン・ノルベールが折衷的な建築様式で改修を行いました。
- •宮殿はヴィトーリア港を見下ろし、ヴィトーリアで最も古い地区のひとつであるシダーデ・アルタの入口に位置しています。
歴史
アンシエタ宮殿は1551年にイエズス会によって聖ヤコブ教会と隣接する大学が建設されたことに始まり、教育と宗教の中心地としての役割を果たしました。1570年の火災で被害を受けた後、石造りで再建されました。18世紀には翼部分が増築され、1757年のイエズス会追放後は州の所有となりました。1796年の火災で内部が損傷し、その後修復されて政府宮殿と改称されました。20世紀初頭には折衷的な建築様式を取り入れた大規模な改修が行われ、1945年に正式にアンシエタ宮殿と命名、1983年には文化遺産として保護され、2009年に修復が完了しました。
場所ガイド
聖ヤコブ教会1552
16世紀半ばに建てられたこの教会はイエズス会の複合施設の一部であり、宗教的および教育的な役割を果たしました。1666年の構造的危機や1796年の火災後に複数回改修されました。
イエズス会大学の翼部1707-1747
1707年から1747年にかけて段階的に建設され、内庭を囲む四辺形を形成し、200年以上にわたり教育機関として機能しました。
折衷的建築改修1908-1912
20世紀初頭にフランス人エンジニアのジャスティン・ノルベールが主導した改修で、折衷的な様式が取り入れられ、屋根が高くなり、ファサードが改装され、ヴィトーリア湾への新たな眺望が開かれました。
連絡先
電話: (27) 3636-1032