
ラアス・アル=ハイマ国立博物館
Ra's al Khaymah
アラブ首長国連邦の北部首長国ラアス・アル=ハイマに位置するラアス・アル=ハイマ国立博物館は、もともと支配者の居住地として使われ、その後警察署や刑務所としても利用された歴史ある16世紀の要塞内にあります。1987年に博物館へと改装され、石器時代から青銅器時代、鉄器時代、イスラム以前のサーサーン朝時代、イスラム時代に至るまでの幅広い考古学的発見物を展示しています。博物館には、クワシム家が鋳造した19世紀の硬貨、古代のデーツシロップ抽出過程の遺物、地域で発見された希少なユダヤ人の墓石碑文など、ユニークな遺物が収蔵されています。また、古代の武器、漁網、化石、銀器なども展示。首長国および周辺地域の文化的・歴史的発展を知ることができる重要な文化施設として、ラアス・アル=ハイマの遺産を守り続けています。
ヒント: 来館前に博物館の公式Instagramで最新の開館時間や特別展情報を確認することをお勧めします。涼しい季節に訪れると快適に館内や周辺を見学できます。通常は現地でチケットを購入できますが、特別展開催時は事前予約が望ましい場合があります。学生や団体には割引が適用されることもあります。
興味深い事実
- •博物館は1819年に海賊行為の疑いでイギリス軍に攻撃された16世紀の要塞内にあります。
- •アラブ首長国連邦で唯一知られているユダヤ人の遺物、モーセの息子ダビデを指す墓石碑文が収蔵されています。
- •支配者クワシム家が鋳造した19世紀の硬貨「マルドフ・アル・クワシム」が展示されています。
- •「マドバサ」(デーツ圧搾機)の部屋では約2000年前のデーツシロップ抽出法を紹介しています。
- •博物館の化石コレクションは1984年から1986年にかけてドバイのエコロジーグループから寄贈されました。
歴史
博物館が収められている要塞は16世紀に建てられ、1964年まで支配者の居住地として使われました。1819年には海賊行為の疑いによりイギリス軍の攻撃を受けました。その後、警察署や刑務所として転用されました。1984年に要塞を博物館に改装する取り組みが始まり、1987年に正式に開館しました。それ以来、地域の古代から現代に至る歴史を反映する広範な考古学コレクションを収蔵しています。
場所ガイド
初期要塞と後期要塞の区画16世紀
16世紀の元々の構造(初期要塞)から、現在博物館のギャラリーが収められている再建された区画(後期要塞)まで、要塞の建築的変遷を探訪しましょう。
考古学コレクション
石器時代、青銅器時代、鉄器時代、イスラム以前のサーサーン朝時代、イスラム時代、ジュルファル時代の遺物を展示し、この地域における人類の連続的な居住と文化発展を示しています。
マルドフ・アル・クワシム硬貨展示19世紀
19世紀にクワシム家が鋳造した希少な硬貨に特化した展示で、首長国の歴史的統治とトルーシャル諸国条約における役割を象徴しています。
マドバサ(デーツ圧搾機)室古代(約2000年前)
2000年以上前に遡るデーツシロップ抽出の伝統的な方法を体験でき、地域の農業遺産を強調しています。
ユダヤ人墓石遺物1998年発見
シャマル近郊で発見された、モーセの息子ダビデを指す碑文のあるUAEで唯一のユダヤ人遺物を展示し、多様な歴史的影響を反映しています。
連絡先
電話: 07 233 9900