ワディ・ウラヤ国立公園
Al Fujayrah
ワディ・ウラヤ国立公園は、アラブ首長国連邦のマサフィ、ホル・ファッカン、ビディヤの間に位置し、約12,700ヘクタールの広さを誇ります。2009年にUAE初の保護された山岳地域として設立され、ハジャール山脈内の独特な生態系を守っています。公園内には湿地に生育する湿地植物「ワラ(warrah)」にちなんだ緑豊かな峡谷があり、100種以上の哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類と300種以上の植物、特にこの地域固有の野生ラン「Epipactis veratrifolia」が生息しています。絶滅危惧種のアラビアタールや、目撃例があるアラビアヒョウも注目されており、近年ではインドトゲヤマヤマアラシやインドフリチラリアチョウ、アラビアカラカルの姿も確認されています。岩場の間を流れる小川や池は美しい滝へとつながり、野生生物の重要な保護区であり、自然愛好家にとって魅力的なスポットです。
ヒント: ワディ・ウラヤを訪れる最適な時期は、通常は涼しい季節の降雨後で、植物や動物が最も活発に見られます。訪問は公式のルートやガイドツアーを通じて行うことが推奨されており、保護活動の支援と有益な体験が得られます。特に教育グループ向けのフィールドトリップやガイド付き散策は事前予約が望ましいです。保護された環境を尊重し、野生動物を驚かせたり植物を傷つけたりしないよう注意してください。具体的な入場料は記載されていませんが、教育目的や団体には割引がある場合があります。
興味深い事実
- •ワディ・ウラヤは絶滅危惧種のアラビアタールが自由に歩き回る数少ない生息地の一つです。
- •1995年以来UAEで目撃されていなかった神出鬼没のアラビアヒョウの足跡が公園内で発見されました。
- •淡水魚のGarra barreimiaeはハジャール山脈に固有で、この公園で見られます。
- •公園にはこの地域固有の野生ラン、Epipactis veratrifoliaが生育しています。
- •2018年にインドトゲヤマヤマアラシが公園内で目撃されました。
- •2020年1月、豪雨の後にインドフリチラリアチョウが観察されました。
- •2025年10月にアラビアカラカルが公園内で確認されました。
歴史
ワディ・ウラヤは、エミレーツ野生生物協会がWWFと連携し、HSBCバンク・ミドルイーストの支援を受けて行った3年間の保護キャンペーンの結果、2009年3月16日にUAE初の保護山岳地域に指定されました。この保護は地域の繊細な生態系と生物多様性を守ることを目的としています。ワディの名前は湿地に生える高い湿地植物「ワラ(warrah)」に由来します。これまでにカメラトラップや科学調査により希少で絶滅危惧種の存在が記録され、その生態学的重要性が明らかになっています。アラビアヒョウやアラビアタールなどの種をこの独特な山岳環境内で監視・保護する努力は現在も続けられています。
連絡先
電話: 056 321 8018