
サン・ペレ・マルティル教会
Escaldes-Engordany
アンドラのエスカルデス=エンゴルダニに位置するサン・ペレ・マルティル教会は、1956年から1981年にかけて建てられたロマネスク・リバイバル建築の代表例です。ジョセップ・ダネスの設計によるこの教会は、中央身廊を両側の側廊が挟むバシリカ形式の平面図を持ち、半円形の後陣とロンバルディア・ロマネスク様式を特徴とする四角い鐘楼が印象的です。教会内には、かつてのペテロ・デ・ヴェローナに捧げられた教会から引き継がれたバロック様式の祭壇画があり、歴史的かつ芸術的価値を高めています。ステンドグラスはバルセロナのリガルト家とグラネル家によって制作され、内部に鮮やかな色彩と光をもたらしています。また、ヌリア・リモナによる16体のほとんどが身元不明の聖人を描いたロマネスク壁画や、ジョセップ・ヴィラドマット作のピエタ像も収められています。1981年には司教共同公王ジョアン・マルティ・イ・アラニスによって「マリア」「アンナ」「ヤコバ」と名付けられた3つの鐘が祝福されました。1988年にはオルガンが設置され、礼拝や文化的な催しをさらに充実させています。アンドラの文化遺産として認められているこの教会は、2023年には元首相アントニ・マルティの国葬が行われるなど、重要な歴史的・文化的役割を果たしています。建築美、芸術遺産、文化的重要性が融合したサン・ペレ・マルティル教会は、アンドラにおける独特の精神的かつ歴史的なランドマークです。
ヒント: 訪問の際は、自然光に照らされるステンドグラスや壁画を十分に楽しむために日中の時間帯がおすすめです。教会の芸術や歴史についてより深く知るために、事前にガイドツアーを予約することを推奨します。教会はアンドラの文化遺産の一部であるため、敬意を持った行動を心がけてください。ミサの時間や特別なイベントのスケジュールを事前に確認すると、特別な体験ができることもあります。入場券は特に必要ありませんが、保存活動への寄付は歓迎されています。
興味深い事実
- •教会の鐘は1981年に司教共同公王ジョアン・マルティ・イ・アラニスによる儀式で「マリア」「アンナ」「ヤコバ」と名付けられました。
- •ステンドグラスはバルセロナの著名な職人家系であるリガルト家とグラネル家によって制作されました。
- •教会内のバロック様式の祭壇画は、かつてペテロ・デ・ヴェローナに捧げられた旧教会からのものです。
- •教会内のロマネスク壁画はヌリア・リモナによって描かれ、16体のほとんどが身元不明の聖人を表しています。
- •2023年11月にアンドラの元首相アントニ・マルティの国葬がこの教会で行われました。
歴史
サン・ペレ・マルティル教会は建築家ジョセップ・ダネスによって構想され、1956年から1981年の25年間にわたり建設されました。これは20世紀中頃のロマネスク建築復興を反映しています。教会はかつてペテロ・デ・ヴェローナに捧げられた旧教会に代わるもので、前身の教会からバロック様式の祭壇画を保存しています。1981年には司教共同公王ジョアン・マルティ・イ・アラニスによって3つの鐘に名前が付けられ、儀式的な節目となりました。1988年にはオルガンが設置され、音楽的伝統が強化されました。2003年にはアンドラの文化遺産として正式に登録され、その歴史的・文化的重要性が認められました。最近では2023年に元首相アントニ・マルティの国葬が行われ、地域社会の中心的な場としての役割を示しています。
場所ガイド
中央身廊と側廊1956-1981
教会のバシリカ形式の平面図は、中央身廊と両側の側廊を含み、ロマネスク・リバイバル様式に典型的な広々と調和のとれた内部空間を提供しています。
四角い鐘楼1981
ロンバルディア・ロマネスク様式を特徴とする目立つ四角い鐘楼で、「マリア」「アンナ」「ヤコバ」と名付けられた3つの鐘が収められています。
バロック様式の祭壇画Pre-1956
ペテロ・デ・ヴェローナに捧げられた前身の教会から保存された華麗なバロック様式の祭壇画で、内部装飾に歴史的な深みを加えています。
ステンドグラス1956-1981
バルセロナのリガルト家とグラネル家によって制作された色鮮やかなステンドグラスが、内部を生き生きとした光で照らしています。
ロマネスク壁画1956-1981
ヌリア・リモナによって描かれた16体の聖人(ほとんどが身元不明)を表すロマネスク様式の壁画です。
ピエタ像
ジョセップ・ヴィラドマットによるピエタ像で、教会内に感動的な宗教的イコンを表現しています。
連絡先
電話: 820 783